ウーロン茶ってどんなお茶?4つの基礎知識を学ぼう

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ウーロン茶は、中国茶の一種で、日本でもお馴染みのお茶の一つです。
すっきりとした味わいから、食事のお供としても人気がありますよね。 

そんなウーロン茶、どんなお茶かご存知でしょうか。
緑茶や紅茶との違いは?
どのように作られている?
どんな種類がある?
自宅で淹れるには? 

ウーロン茶をもっとおいしく楽しむために、知っておきたい知識をまとめました。

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<目次>

ウーロン茶とは
ウーロン茶の製造工程
ウーロン茶の淹れ方
ウーロン茶の成分
まとめ

※ おいしい水と健康生活.com サイトマツプ
2020年1月9日更新main_recipe

ウーロン茶とは

日本のお茶=緑茶、ヨーロッパのお茶=紅茶、中国のお茶=ウーロン茶というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、これらは具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

実はこの3つのお茶は、同じ茶葉からできています。
どこが違うかというと、茶葉の発酵の度合いです。

茶葉には酸化酵素が含まれており、この働きを利用して完全発酵させると、紅茶になります。
一方緑茶は、茶葉を加熱することによって発酵を止めた不発酵茶です。
 ウーロン茶は紅茶と緑茶の中間、発酵を途中で止めた半発酵茶です。

茶葉を抽出した液(水色:すいしょく)は、紅茶が赤褐色、緑茶が緑色であるのに対し、ウーロン茶は黄褐色グラスの麦茶をしています。
「ウーロン茶」という名前の由来は、茶葉が烏のように黒く、龍のように曲がりくねっているからだとも言われています。
本来は茶葉から淹れた温かいものを飲みますが、日本ではペットボトル入りの清涼飲料水としてお馴染みになっています。

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ウーロン茶の製造工程

ウーロン茶は一般的に次のような工程で作られます。

・萎凋(晒青:サイチン、涼青:リャンチン)

摘み取った茶葉を広げて天日干しし、水分を飛ばして萎れさせます。
その後室内干しして茶葉の温度を下げます。

・揺青(ヤウチン)

茶葉を竹籠に入れて揺するなどして、葉の細胞を傷つけ、発酵を促します。
茶葉は周りのほうから赤褐色に変化し、中心部分は緑色が残ります。
これがウーロン茶特有の「半発酵」状態です。

・殺青(シャーチン)

半発酵の状態で加熱を行い、発酵を止めます。
 ウーロン茶は茶葉を釜で炒る方法が一般的です。

・揉捻(ローニェン)

茶葉を揉捻機にかけて揉むことにより、水分の均一化を図るとともに、成分を出やすくします。

・包揉(パオロ―)

茶葉を布で丸く包み、さらに揉み上げます。
これによって茶葉の形を整え、さらにコクやまろやかさを引き出します。

・ホンペイ

鉄蓋をした竃の温気によって茶葉をゆっくりと乾燥させます。

参考:
「お茶のできるまで」公益財団法人世界緑茶協会 O-CHANET
http://www.o-cha.net/jiten/dekirumade/index.html

ウーロン茶の淹れ方

最近では手軽に利用できるペットボトル入りウーロン茶などが人気を集めていますが、時には茶葉から淹れたウーロン茶ならではの香りや味わいを楽しんでみるのもよいですね。
 ウーロン茶の淹れ方は基本的に日本の緑茶と変わりません。
また、茶葉の種類や好みによって自分なりのおいしい淹れ方を見つけるのもよいと思います。
ここでは、ウーロン茶を淹れる際のポイントをいくつかご紹介したいと思います。

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・茶器の準備

中国茶を淹れる際には茶葉ごとに専用の茶器を用意するとよいと言われますが、最初は急須を使って淹れるのでも構いません。
いずれの場合も、茶器はあらかじめ熱湯を入れて温めておくようにしましょう。

・お湯の温度

ウーロン茶を淹れる際のお湯の温度は80℃以上の熱湯が好ましいとされています。
特に固く締まった茶葉の場合には、低い温度のお湯だと茶葉が開かず香りが出にくくなるので気を付けましょう。

・一煎ごとの違いを楽しむ

ウーロン茶は煎茶に比べて、一度に抽出される成分量が少ないとされています。
それだけ煎がきくということであり、五煎目くらいまでおいしく飲むことができると言われます。
一般的には、一煎目は短い時間で抽出して香りを楽しみ、二煎・三煎目は渋みやコクを楽しみます。
一煎ごとの香りや味の変化を楽しむために、急須に入れたお湯はその都度湯飲みに注ぎ切るようにしましょう。

ウーロン茶の成分

ウーロン茶には様々な成分が含まれますが、ここでは代表的な2つの成分を見ておきたいと思います。

  • カフェイン

緑茶や紅茶、ウーロン茶といった茶葉のお茶には、カフェインが含まれます。
カフェインには覚醒作用があることから、お茶を飲むことで気分をすっきりさせるなどといった効果が期待されます。
ただし寝る前などに飲んでしまうと眠りづらくなるといったこともありますので気を付けましょう。
また、子供や妊婦さん、授乳婦さんが飲むことについても注意が必要と言われます。
具体的なカフェイン含有量について、日本食品標準成分表2015年版では次のように示されています。

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<100mlあたりのカフェイン含有量>

ウーロン茶(茶葉15gを90℃のお湯650mlで30秒浸出)…20mg
紅茶(茶葉5gを熱湯360mlで1分半~4分浸出)……30mg
煎茶(茶葉10gを90℃のお湯430mlで1分浸出)……20mg
玉露(茶葉10gを60℃のお湯60mlで2分半浸出)…160mg

(参照:「日本食品標準成分表 し好飲料類」
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/02/16/1365343_1-0216r9.pdf)

  • ウーロン茶ポリフェノール

ウーロン茶は茶葉を途中まで発酵させているため、緑茶に比べてカテキンの含有量は少なくなりますが、代わりに「ウーロン茶ポリフェノール」と呼ばれる独自の成分が作られます。
 ウーロン茶ポリフェノールについては現在も研究が進められており、さまざまな働きに期待が集まっています。

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まとめ

それでは最後に、ウーロン茶についてまとめておきます。

・完全発酵である紅茶、不発酵茶である緑茶に対し、ウーロン茶は茶葉をある程度まで発酵させた半発酵茶
・ウーロン茶の製造工程には、萎凋・揺青・殺青・揉捻・包揉・乾燥などがある
・ウーロンを淹れる際には、茶器を温める、熱湯を使う、一煎ごとの違いを楽しむといったことが大切
・ウーロン茶には、覚醒作用のあるカフェインや、独自の成分であるウーロン茶ポリフェノールなどが含まれる

参考文献:

公益財団法人世界緑茶協会http://www.o-cha.net/

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