生後10ヶ月、最初は寝ているだけだった赤ちゃんも、
いよいよつたい歩きができるようになってきます。
離乳食も1日3回になり、お母さんにとっては
忙しさに疲れがたまりやすい時期でもあります。
上手に息抜きしながら、
赤ちゃんとの時間を楽しんでいきたいですね。
(1) 生後10ヶ月の赤ちゃんの身長・体重
(2) 生後10ヶ月の赤ちゃんの発達
(3) 生後10ヶ月の赤ちゃんの生活・お世話
(4) 生後10ヶ月の赤ちゃん、気を付けることは?
(5) まとめ
(1) 生後10ヶ月の赤ちゃんの身長・体重
厚生労働省が母子手帳で示している発育曲線では、生後10ヶ月(生後10~11ヶ月)の赤ちゃんの身長・体重は次のような範囲になっています。
男の子 身長:68.4~77.4cm 体重:7.34~10.59kg
女の子 身長:66.5~75.6cm 体重:6.86~10.06kg
(平成22年厚生労働省「乳幼児身体発育調査」より)
つかまり立ちやつたい歩きをするようになると、それまでのぷっくりとした赤ちゃん体型から、引き締まった幼児体型になってくる子もいます。
生後10ヶ月頃の健診で体重の増加が少ないことを指摘される赤ちゃんもいるかもしれませんが、焦って離乳食を増やしても赤ちゃんはなかなか食べてくれません。
楽しい食事の雰囲気づくりを心掛けたり、早寝早起きの生活リズムを定着させたりして、長い目で赤ちゃんの成長を見守っていくことも大切です。
(2) 生後10ヶ月の赤ちゃんの発達
生後10ヶ月、つかまり立ちができるようになった赤ちゃんは、そのまま足を動かしてつたい歩きをするようになってきます。
テーブルはもちろん、ソファや戸棚など手をつける場所があればどこでも移動してしまいますので、危険なものがないか改めて注意が必要。
つかまり立ちができるようになったと言っても、まだすぐにバランスを崩して転んでしまうことが多いので、角などに頭をぶつけないように見ていてあげましょう。
また、この時期の赤ちゃんは言葉も大きく発達してきます。
まだ意味のある言葉を話すことはできませんが、言葉の元となるいろいろな音を出せるようになってきます。
大人の言葉を聞いてどんどんと頭にため込んでいく時期ですから、ごはんのときに「マンマおいしいね」と声をかけたり、お散歩をしながら「ワンワンがいるね」などと教えてあげたりすると、言葉の発達につながります。
手先も器用になって、小さいおもちゃをつまんだり、絵本をめくったり、ボタンを押したりといったこともできるようになってきます。
発達に合わせたおもちゃを選んであげると喜びますよ。
少しの時間なら一人遊びもできるようになるので、お母さんも家事を進めやすくなるかもしれません。
(3) 生後10ヶ月の赤ちゃんの生活・お世話
生後10ヶ月、離乳食は「カミカミ期」と呼ばれる時期に入ります。
歯茎でつぶせるくらいの硬さが目安ですが、粒が大きくて赤ちゃんが嫌がるようであれば、軟らかめの状態に戻してもよいでしょう。
1日3回の食事のリズムは整ってきたでしょうか?
食事の栄養バランスも考えなければならずお母さんは大変かもしれませんが、栄養は1週間くらいのスパンで見ればよいですし、時には市販のベビーフードを活用するなどして、あまりストレスをためないように食事の時間を楽しんでくださいね。
この頃には離乳食からの栄養が主体となっていきますが、眠いときや不安なときなどに、赤ちゃんは精神的な安心を求めておっぱいを欲しがります。
まだ無理に断乳をしなければならない時期ではありませんので、欲しがるときには与えてあげるようにしましょう。
離乳食が1日3回になると、生活リズムも自然に整ってくることが多いのではないでしょうか。
朝はなるべく7時頃には起こし、早めに1回目の食事を与えます。
食事と食事の間はなるべく4時間くらい空け、3回目の食事は遅くとも7時には食べさせるようにしましょう。
その間に遊びやお昼寝の時間を作り、毎日決まった生活リズムで過ごすようにするとメリハリがつきますよ。
ハイハイやつかまり立ちなど体を動かす機会も増えてきたので、昼間はたくさん一緒に遊んで、夜はぐっすり眠れる環境を作りましょう。
(4) 生後10ヶ月の赤ちゃん、気を付けることは?
生後10ヶ月、赤ちゃんはいろんな動きができるようになったり、言葉や笑顔も増えてきたりして、お世話も楽しくなってきたのではないでしょうか。
とは言え、毎日24時間一緒に過ごしているお母さんにとっては、疲れもたまりやすい時期です。
1日3回の離乳食の準備や手づかみ食べをした後の片付けが大変…
ハイハイやつたい歩き、後追いをするようになってなかなか目が離せない…
いけないことを教えようとするとかんしゃくを起こす…
育児を全部一人で完璧にこなそうとすると、ストレスになってしまいますよね。
赤ちゃんとの遊びやお風呂タイムはぜひお父さんにも協力してもらって、お母さんは自分の時間を作るということも大切。
時にはおばあちゃんに預かってもらって、一人で買い物などに出かけるのもよいかもしれませんね。
また、児童館などに出かけて、ほかのお母さんと育児の悩みを相談しあうというのも息抜きになります。
手がかかる時期はあっという間、子供はどんどん成長していきます。
あまり頑張りすぎず、時には周りの人に頼りながら、赤ちゃんとの時間を楽しめるようにしていきたいですね。
(5) まとめ
それでは最後に、生後10ヶ月の赤ちゃんの様子をまとめておきます。
・生後10ヶ月の赤ちゃんの身長は67~77cm、体重は6.9~10.6kgくらい
・つかまり立ちの状態から、つたい歩きができるようになる子もいる
・様々な声を出すようになったり、おもちゃで上手に遊んだりできるようになる
・離乳食は1日3回、歯茎で潰せるくらいの硬さが目安
・育児のストレスがたまりやすい時期なので、お父さんやおばあちゃん、ほかのお母さんなどに相談することも大切
【※】
おいしい水で健康生活を目指す日本トリムでは、電気分解して陰極から生成される水素を含んだアルカリ性の飲用可能な水「アルカリ性電解水」を電解水素水、陽極から生成される「酸性電解水」を酸性水と呼びます。
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参考文献:
公益財団法人 母子衛生研究会 「赤ちゃん&子育てインフォ」 ⇒http://www.mcfh.or.jp/
厚生労働省 「乳幼児身体発育調査」 ⇒http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/73-22.html