美容院の3つの基礎知識 理容室(床屋)との気になる違い

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美容院髪型を変えたり、メイクや着付けをしてもらったりと、
様々な目的で訪れる、美容院。
最近では個性豊かな美容院が並び、
そのサービスも多様になりました。
女性はもちろん、子供や男性の中にも
美容院を訪れる方が多くなっていますよね。

では、そもそも「美容院」って
どんなところなのでしょうか?

美容院はその名の通り「美容」を行うための施設のこと。
「理容」を行う理容室(床屋)とは本来その目的や業務が異なりますが、
今ではその垣根が曖昧になっています。

意外と知らない美容院の基礎知識をまとめました。

目次

(1)美容院とは
(2)理容室とは
(3)美容院と理容室(床屋)の違い
  3-1女性は美容院、男性は理容室?
  3-2顔そりができるのは理容室のみ?
  3-3シャンプーの向き
(4)まとめ

(1)美容院とは

美容院については、昭和32年に施行された法律「美容師法」において定められています。

美容師法では、美容所(美容院、美容室)は
「美容の業を行うために設けられた施設」となっています。
また美容については、
「パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」
定義されています。
また昭和53年に出された旧厚生省の通知によれば、パーマの一環としてカッティングをすること、
女性に対してはパーマの有無に関わらずカッティングを行うことが
美容行為に含まれるとされています。

美容院を開設するためには、都道府への届出が必要です。
また、「美容を業とする者」である美容師は、
美容師法に基づいて厚生労働省の免許を得る必要があります。

厚生労働省によると、平成26年3月末現在の美容所数は23万4089施設で、
前年度比1.3%の増加となっています。
また平成26年3月末現在の従業美容師数は48万7636人で前年より8,127人増加、
平成25年度中に新たに美容師免許を取得した者は18,173人だということです。

ちなみに、法律上では「美容所」と呼ばれる施設ですが、
一般的な呼び名は「美容院」や「美容室」などです。
「美容院」と「美容室」は単に呼び名が異なるだけであり、明確な違いはありません。

(2)理容室(床屋)とは

美容室に対して、理容室いわゆる床屋というものがあります。

理容室については、こちらも昭和23年に施行された「理容師法」という法律があり、
そこに次のような定義があります。

「理容室」とは、理容の業を行うために設けられた施設。
「理容」とは、髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること。
こちらも旧厚生省の通知(昭和53年)では、男子に対し仕上げを目的としてパーマを行うことも
理容の範囲に含まれるとされています。

美容師同様、理容師になるためにも免許の取得が求められます。
厚生労働省によると、平成26年3月末現在の従業理容師数は23万4044人であり、
前年より4042人減少、平成25年度中に新たに理容師免許を取得した者は1478人であり、
こちらも前年度より減少しているそうです。
また、理容所(理容室)の数も、平成26年3月末現在で12万8127施設と
前年度比1.6%の減少となっています。
理容室の数は昭和61年をピークに減少傾向にあると言われています。

(3)美容院と理容室(床屋)の違い

 3-1女性は美容院、男性は理容室?

「美容院は女性が行くところで、理容室は男性が行くところ」
このようなイメージはどうして出来上がったのでしょうか?

元々女性は髪を結うのが一般的であったのに対し、
男性は文明開化以降、散髪をして髪を揃えるという風習が出来上がりました。
そのため女性は美容院、男性は理容室に行くという区別が生まれたとされています。

しかし時代の流れと共に男性・女性共に髪型が変化し、このような区別もなくなってきました。
また旧厚生省の通知によれば、男性はパーマの一環としてしか
美容院でカットができないことになっていましたが、
これについて厚生労働省が2015年7月に新たな通知を出し、
男女問わず美容院でカットができるようになっています。

3-2顔そりができるのは理容室のみ?

「顔そりは理容室でしかできない」ということもよく言われています。
確かに、美容師が顔剃りを行うことや、美容院で独立した顔剃りメニューを設けることは
禁じられています。
ですから、髭など顔周りの毛を剃ってもらいたいという男性は、
理容室を利用するのがおすすめということになります。

ただし昭和23年の通知によれば、「化粧に附随した軽い程度の「顔そり」は
化粧の一部として美容師がこれを行ってもさしつかえない」とされています。
この点での両者の区別も、実際には曖昧になってきているようです。

3-3シャンプーの向き

もう一つ、美容院と理容室の違いとして挙げられるのが、シャンプーをするときの向き(姿勢)。
美容院のシャンプーは仰向け、理容室のシャンプーは前かがみで行うというのが
古くからの一般常識としてありました。
理容室でのシャンプーが前かがみの理由は襟足まですっきりと洗い流すため、
江戸時代から仰向けの姿勢が切腹を連想させるとして嫌われていたためなどと言われていますが、
はっきりしたことはわかっていません。
対して美容院では、化粧が取れないように仰向けの姿勢で
シャンプーをするようになったとも言われています。

ただしこちらも、最近では美容院と理容室の両方で仰向けでのシャンプーが行われることが
多くなっており、区別はなくなってきています。

(4)まとめ

それでは最後に、美容院についての基礎知識をまとめておきたいと思います。

・美容院とは、パーマや結髪、化粧等の美容の業を行うための施設のこと
・平成26年の美容院、美容師の数は前年より増加している
・理容室とは、髪の刈込、顔そり等の利用の業を行うための施設のこと
・美容院と理容室とでは、客の性別や顔そりの有無、シャンプーの向きなどで区別されていたが、
今ではその区別はなくなってきている

参考文献:

厚生労働省 「美容師法概要」 ⇒ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei04/06.html
厚生労働省 「理容師法概要」 ⇒ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei04/05.html
Excite Bit 「理容室と美容室のホントの違い、知ってますか」
⇒ http://www.excite.co.jp/News/bit/00091187882827.html

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