消化とは?健康のために知りたい消化の仕組み

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消化は、私たちが健康に生きていく上でなくてはならない工程の一つです。
食べたものがきちんと消化されないと、体調が悪くなったり、病気になったりしてしまうこともあります。

では、消化はどのように行われているのでしょうか?
口から入った食べ物が消化、吸収、排泄されるまでの工程を詳しく見ていきます。

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<目次>

消化とは
消化の仕組み
 口
 胃
 十二指腸
 空腸と回腸
 結腸
 直腸
まとめ

消化とは

そもそも、「消化」とはどのようなことなのでしょうか。

私たちが取り入れる食物は、そのままでは体内に吸収されません。
食物は、吸収可能な栄養素の形にまで分解される必要があります。
この分解の過程を「消化」と言います。

食物の摂取、消化、栄養素の吸収、不要なものの排泄に関わるシステムをまとめて「消化器系」と呼びます。
消化器系には、口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、肛門の順に連続する全長9mほどの消化管と、唾液腺や胃腺、肝臓、膵臓、腸線などといった消化線が含まれます。

また、消化は大きく「機械的消化」と「化学的消化」とに分けられます。
機械的消化とは、歯で食物を砕いたり、蠕動(ぜんどう)運動によって消化液と混ぜ合わせたり、次の器官へと運搬したりすることを言います。
化学的消化とは、消化液を分泌し、その中に含まれる消化酵素によって食物を分解することです。
この二つは常に並行して行われています。

消化には、複数の器官がそれぞれ正常に作用することが不可欠です。
歯が痛くてうまく噛めない、胃酸の分泌が多すぎるなど、どれか一つの器官やその働きに異常が生じただけで、
消化がうまく行われなくなることもあるのです。

では、具体的に消化はどのように行われているのでしょうか?
この後詳しく見ていきたいと思います。

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参考:
「人体の働きと医薬品」厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/07/dl/s0701-1b.pdf

消化の仕組み

 口

最初に消化が行われるのが、口です。

口では、まず歯を使って咀嚼(そしゃく)が行われます。
咀嚼には、食べ物を細かく分解すると同時に、唾液と食べ物を混ぜ合わせることによって消化しやすい形にするという役割があります。
唾液には消化酵素(唾液アミラーゼ)が含まれており、デンプンを分解します。
さらに唾液には食物がなめらかに食道に入っていけるようにしたり、口腔内を衛生的に保ったりする役割もあります。

こうして砕かれた食べ物は咽頭から食道へと流れていき、食道の蠕動運動によって胃へと運ばれていきます。

食道から運ばれてきた食物は胃で、ドロドロの粥状にされます。

機械的消化作用として、“くびれ”を移動させる蠕動運動を起こすことによって、
食べ物を胃の中で撹拌します。
同時に、化学的消化である胃液の分泌によって、食べ物を分解するのです。

胃液には塩酸・ペプシノーゲン・粘液の3つがあります。
塩酸(胃酸)は強い酸性の液で食べ物が腐敗するのを防止。
また、塩酸によってペプシノーゲンがペプシンに変えられ、たんぱく質を分解します。
粘液は胃酸から胃自身が傷つけられるのを保護する役割を果たすものです。

胃は一ダムのように内容物を貯蔵することができ、消化の進み具合によって胃の出口(幽門)を開閉し、食べ物を少しずつ十二指腸へと送ります。

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十二指腸

食べ物は続いて十二指腸に送られ、ここで本格的な消化が行われます。

十二指腸には膵臓と胆のうがつながっており、それぞれ膵液と胆汁が送られて消化を進めます。
膵液にはたくさんの消化酵素が含まれており、脂肪、たんぱく質、糖質の三大栄養素すべてを分解します。
胆汁には消化酵素は含まれませんが、脂肪の分解を手助けするほか、ビリルビンという成分が便を褐色に着色します。

このほかに十二指腸自身からも消化液が分泌されています。

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空腸と回腸

続いて食べ物は、小腸の空腸と回腸と呼ばれる部分に運ばれてきます。

十二指腸を含む小腸では、蠕動運動と分節運動の2つが行われています。
蠕動運動は“くびれ”を移動させることによって食物を運搬するもの、分節運動は“くびれ”を生じさせたり消失させたりすることによって食物を腸液と混ぜ合わせながら撹拌するものです。
腸液は主に炭水化物をブドウ糖に、たんぱく質をアミノ酸に分解します。

さらに小腸では栄養素の吸収も行われ、残りが大腸へと運ばれていきます。

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結腸

食物がまず運ばれてくるのは、大腸のうちの結腸と呼ばれる部分です。
小腸から運ばれてきたものの大部分を占める水分がここで吸収され、残りが固形状の便となります。
大腸でも蠕動運動と分節運動の2つが行われており、食物が行ったり来たりを繰り返す間に粘膜から水分を吸収します。

大腸の粘膜から分泌される粘液には消化酵素はほとんど含まれていませんが、100種類上もの腸内細菌によって未消化物の分解や発酵などが行われています。

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直腸

結腸の下、肛門に続く20センチほどの部分は直腸と呼ばれています。

水分が吸収された後の“カス”は直腸まで運ばれた後、便として肛門から排出されます。
内容物が直腸まで到達して直腸壁が伸びると、その刺激が脳に伝わり、「排便したい」という感覚が生じることになります。
これを、排便反射と言います。

便意を感じたときに排便しないでいると、便からさらに水分が吸収されて硬くなり、排出しづらくなってしまうだけではなく、直腸に便が到達しても便意を感じなくなってしまうなど、慢性便秘につながりやすいので注意しましょう。

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まとめ

それでは最後に、消化についてまとめておきます。

・消化とは、食べ物を栄養素の形にまで分解すること
・胃や腸などの消化管と、唾液腺や膵臓などの消化線をまとめて消化器系と呼ぶ
・咀嚼や蠕動運動などの機械的消化と、消化酵素による化学的消化の2つがある
・口は咀嚼によって食べ物を細かくし、唾液によってデンプンを分解する
・胃は蠕動運動と胃液の分泌により食物を粥状にする
・十二指腸では膵液に含まれる消化酵素が三大栄養素すべてを分解する
・空腸と回腸では、栄養素の吸収が行われる
・大腸では水分が吸収され、残りが便として肛門から排出される

参考文献:

「人体の働きと医薬品」厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/07/dl/s0701-1b.pdf
「消化器の構造とはたらき」時事メディカル 家庭の医学
https://medical.jiji.com/medical/013-0001-12
「消化器系の概要」MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/03-%E6%B6%88%E5%8C%96%E5%99%A8%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E6%B6%88%E5%8C%96%E5%99%A8%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6/%E6%B6%88%E5%8C%96%E5%99%A8%E7%B3%BB%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81

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