脳卒中 5つの原因を知って正しく予防しよう

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脳卒中は、日本人の死因の上位に位置することで知られる病気です。
また、言語障害や片麻痺などの後遺症が残り、寝たきりの大きな原因になることからも恐れられています。
高齢化が進む日本にあって、脳卒中を予防し、その患者数を減らすことは重要な課題と言えるでしょう。

脳卒中はどのような原因で起こるのでしょうか?
発症を予防するためにはどうしたらよい?
脳卒中の原因や予防方法をまとめました。

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<目次>

脳卒中の原因
 高血圧
 糖尿病
 脂質異常症
 不整脈(心房細動)
 生活習慣
脳卒中を予防する生活
 生活習慣の改善
 薬物治療
 予兆を見逃さない
まとめ

脳卒中の原因

脳卒中の原因としては、次のようなものが挙げられます。

高血圧

高血圧とは、血圧すなわち血液が流れるときに血管にかかる圧力が高い状態を言います。
血圧を測定する場合には、通常、収縮期血圧(心臓が収縮して血液が送り出されるとき)と拡張期血圧(収縮した心臓が拡張するとき)の2つの値を見ます。
収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上の場合を高血圧と言います。
血圧が高いと、血管にかかる負担が大きくなるため、血管が破れやすくなったり、詰まりやすくなったりすることがあり、特に脳の血管に負担がかかることで脳卒中の原因となります。
高血圧は日本人に特に多いと言われており、注意が必要です。

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糖尿病

脳卒中の原因としては、糖尿病も挙げられます。
糖尿病とは、血液中のブドウ糖の量を示す「血糖値」が高くなる病気のこと。
初期の段階では痛みなどの自覚症状はほとんどありませんが、高血糖の状態が続くことで血管が傷つけられ、全身にさまざまな合併症が現れることがあります。
中でも脳の血管が脆くなることによって、脳卒中が起こりやすくなると言われています。

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脂質異常症

血液中の脂質の量に異常が生じた状態を、脂質異常症と言います。
具体的には、LDL(悪玉)コレステロール値が高い状態、HDL(善玉)コレステロール値が低い状態、トリグリセライド(中性脂肪)が多い状態という3つのパターンがあります。
高血糖の場合と同様、脂質異常症だからと言ってすぐに体に異変が現れるわけではありませんが、特にLDLコレステロールが高い状態では、動脈硬化が起こりやすいことが知られています。
血液中に溢れたLDLコレステロールは、血管の内側に溜まって「プラーク」と呼ばれる“こぶ”を作ります。
これによって血液の流れが悪くなるほか、血管壁がはがれて血管を詰まらせてしまうことがあるのです。
これが心臓で起これば心筋梗塞、脳で起これば脳梗塞となります。

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不整脈(心房細動)

正常な心房の拍動数は1分間に60~100回と言われていますが、心房細動では心拍数が300回以上と高くなり、不規則になります。
高血圧や糖尿病、肺疾患、心疾患などのある方は起こりやすく、また年齢が上がるにつれて発生率が高くなると言われています。
心房細動が起こると心房の中の血液の流れがうっ滞し、血栓ができやすくなります。
その血栓が脳の血管を詰まらせることが、脳卒中(脳梗塞)の原因となります。

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生活習慣

上記の4つの状態を引き起こし、脳卒中が起こる原因を作るのは、さまざまな生活習慣です。

例えばタバコの煙に含まれるニコチンが血圧を上昇させるほか、一酸化炭素によって血栓のできやすい状態、いわゆるドロドロ血になりやすくなると言われています。
食生活では、塩分の過剰摂取は高血圧、脂っこいものの摂り過ぎは脂質異常症の原因になります。
食べ過ぎや運動不足による肥満は、糖尿病や脂質異常症、高血圧すべてにおいてリスクを高める原因と言われており、脳卒中にもつながる恐れがあります。
また、水分不足によっても血液がドロドロの状態になり、脳梗塞のリスクが高まることから、特に夏場は注意が必要とされています。

⇒生活習慣病とは何か 病気の種類や患者数、原因を知ろう 詳しくはこちら

参考:
「脳血管障害・脳卒中」e-ヘルスネット 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-006.html

脳卒中の予防

脳卒中の予防のためには、以下のような点に気を付ける必要があります。

生活習慣の改善

健康診断で「血圧が高め」「血糖値が高い」などと言われた場合には、少なからず脳卒中のリスクがあると意識して予防に努めていくことが大切です。

食生活では、塩分摂取量は1日男性8g未満、女性は7g未満を目安にし、肉やバターなどの動物性脂肪の摂り過ぎに注意しましょう。
食物繊維には悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす作用があると言われています。
カロリーの摂り過ぎに注意して様々な食材をバランスよく食べることが、脳梗塞の予防のためには何よりも大切です。

適度な運動は肥満や生活習慣病の予防になり、ストレス発散にもつながります。
激しい運動をしなければならないということではなく、一駅分歩くなど、日常生活の中に上手に運動の機会を取り入れていただくとよいと思います。

また、脱水は脳卒中の原因になりますので、脱水症になりやすい高齢者や夏場は特に意識して水分補給をしましょう。

⇒生活習慣病とは何か 病気の種類や患者数、原因を知ろう 詳しくはこちら

薬物治療

高血圧や糖尿病、脂質異常症などといった脳卒中の危険因子がすでに進行している場合には、医療機関を受診した上、生活習慣の改善と合わせて薬物治療が必要になることもあります。
薬物によって症状が改善されば、脳卒中の発症リスクも確実に低下すると言われています。
しかし薬を飲んでいるからと言って、生活習慣の改善を行わなくてもよいということではありません。
薬物療法と生活習慣の改善を並行して行いながら、症状の改善や脳卒中の予防に努めることが大切です。

予兆を見逃さない

くも膜下出血を除く脳卒中では、顔の片側がゆがむ、半身がしびれる、ふらついて歩けなくなる、急に言葉が出てこなくなるなどといった前兆が現れやすいと言われています。
このような症状が現れたらすぐに医療機関を受診するということが大切。
なるべく早く脳卒中の治療を行うことで、後遺症が軽くなる可能性があると言われています。
また、血管が詰まることで症状が一時的に現れても、再び血液が流れ始めて症状が治まり、24時間以内に完全回復するものを「一過性脳虚血発作」と呼びます。
これは脳卒中の前触れ発作とも呼ばれ、数日内にもっとひどい発作を起こす危険性が高いことから、症状が治まったからと言って安心せずに医療機関を受診する必要があると言われています。

⇒脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)とは その患者数 詳しくはこちら

参考:
「脳卒中」国立循環器病研究センター病院
http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke.html

まとめ

それでは最後に、脳卒中の原因と予防についてまとめておきます。

・脳卒中の危険因子としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈が挙げられる
・喫煙や食生活の乱れ、運動不足、水分不足などが生活習慣病を引き起こし、脳卒中のリスクを高める
・危険因子がある場合には、脳卒中予防のために生活習慣の改善に努める必要がある
・高血圧や糖尿病などの治療には、薬物が用いられることもある
・脳梗塞では、前兆が見られたらなるべく早く医療機関を受診することが大切

参考文献:

「脳血管障害・脳卒中」e-ヘルスネット 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-006.html
「脳卒中」国立循環器病研究センター病院
http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke.html
スマート・ライフ・プロジェクト
https://www.smartlife.mhlw.go.jp/

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