「バナジウム水」という水をご存知でしょうか。
近年、スーパーやドラッグストアなどでも目にする機会が増えてきましたよね。
では、そもそも「バナジウム」とはどのような成分なのでしょうか。
バナジウム水の上手な使い方は?
ここでは、バナジウム水の基礎知識をまとめました。
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<目次>
バナジウムとは
バナジウムはミネラルの一種です。
人間の体に元々微量ながら含まれていますが、栄養素として不可欠とされる「必須ミネラル」の中には含まれていません。
生体にとって何らかの働きをしているものと思われますが、それについては明確になっていない部分もあります。
バナジウムを含む食品としては、海藻類や貝類、豆類、牛乳などが挙げられます。
また、近年ではバナジウムを含むミネラルウォーター(バナジウム水)やサプリメントも販売されるようになりました。
バナジウムは地中・海中に広く存在しますが、特に玄武岩中に多く存在すると言われています。
日本では富士山麓の玄武岩層でろ過された伏流水の中にバナジウムが多く溶け出しているとされ、「バナジウム水」として注目されています。
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バナジウムの特徴
では、バナジウム水にはどのような特徴があるのでしょうか。
バナジウムはインスリンの働きを手助けし、血糖値を下げる作用があると言われることがあります。
また、脂質の代謝を促すことで動脈硬化の予防にも役立つも言われます。
しかしこれらについては現在のところ科学的に実証されているわけではありません。
バナジウム水を飲んだことによって体調がよくなったという声もありますが、これにも個人差があります。
一方で、バナジウムの過剰摂取により、腹痛や下痢を起こすことがあると言われることもあります。
ミネラルウォーターに含まれているバナジウムの量はそれほど多くはないため、バナジウム水を飲んだからと言って過剰摂取になることは少ないと言われていますが、サプリメントなどを併用する場合には、摂取量を守り、体調の変化に注意してください。
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参考:
「それぞれのミネラルの特徴と働きは?」公益財団法人日本食肉消費総合センター
http://www.jmi.or.jp/qanda/bunrui5/q_088.html
バナジウム水の使い方
最近では、ペットボトル入りのバナジウム水が多く販売されています。
バナジウムを多く含むと言われる富士山の天然水が大半を占めていますが、海外のミネラルウォーターにもバナジウムを含むものがあります。
一口に「バナジウム水」と言っても、バナジウムの含有量も異なれば、価格にも違いがあります。
自分にとって飲みやすいもの、購入しやすいものを見つけて上手に活用していただければと思います。
また、最近ではウォーターサーバーでもバナジウム水を利用することができるようになっています。
ウォーターサーバーならではの魅力は、水を自宅まで配送してもらえること、そして冷水・温水をいつでもくみ出せることです。
まずはペットボトル入りのバナジウム水を利用してみて、自分に合うと思ったらウォーターサーバーを利用するのも一つです。
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まとめ
それでは最後に、バナジウム水についてまとめておきます。
・バナジウムはミネラルの一種で、人間の体にも微量ながら含まれている
・玄武岩層によってろ過された富士山の伏流水はバナジウムが含まれることで知られる
・バナジウムには血糖値を下げる作用があると言われるが、科学的には実証されていない
・バナジウムの過剰摂取には注意が必要と言われることがある
・バナジウム水はペットボトル入りのミネラルウォーターやウォーターサーバーで利用できる
参考文献:
「それぞれのミネラルの特徴と働きは?」公益財団法人日本食肉消費総合センター
http://www.jmi.or.jp/qanda/bunrui5/q_088.html