痙攣性便秘とは?原因と解消法を知ろう

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痙攣性便秘は、慢性便秘の中でも現代増加傾向にあると言われるタイプです。

女性や高齢者に多いというイメージの便秘ですが、若い男性でもなりやすいと言われるのがこのタイプ。
そこには、ストレスや生活習慣の乱れが関係していると言われています。

痙攣性便秘の特徴は?
原因、解消法は?
痙攣性便秘の基礎知識をまとめました。

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<目次>

痙攣性便秘とは
痙攣性便秘の原因
痙攣性便秘の治療
まとめ

痙攣性便秘とは

痙攣性便秘とは、名前の通り腸が痙攣することによって起こる便秘のことです。

腸が痙攣し、引きつったように収縮することで、便の移動がスムーズに行われず、古い便が逆戻りするなどして滞留しやすくなります。
そのため、ウサギの糞のように硬くてコロコロした便や細く短い便が出やすくなり、残便感も強くなります。
一方で、腸の運動が異常に活発化することもあり、水分がきちんと吸収されないまま下痢状の便が排出されることもあります。
そのため、痙攣性便秘では下痢と便秘が交互に起こることも多いと言われています。
また、腸の痙攣によって激しい腹痛を伴うこともあります。

直腸性便秘のように、腸管自体に器質的な異常がなくても、腹痛や便通障害などが生じることを「過敏性腸症候群」と言います。
過敏症腸症候群には下痢型、便秘型、下痢・便秘交互型といったタイプがあります。

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参考:
「便秘と食事」厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-010.html

痙攣性便秘の原因

痙攣性便秘の最大の原因と言われるのが、ストレスです。

消化のしくみを司るのは、自律神経です。
自律神経には、緊張した時などに強く作用する交感神経と、リラックスしているときに強く作用する副交感神経とがあり、両者は常にバランスを取りながら働いています。
しかしどちらか一方が強くなりすぎるなど、自律神経のバランスが乱れることによって、体にさまざまな不調が現れることがあるのです。

腸の蠕動運動を活性化するのは、副交感神経です。
しかしストレスなどによって交感神経が強い状態が続くと、蠕動運動はうまく行われなくなり、痙攣を起こしてしまうのです。
さらに今度はその反動で副交感神経が過剰に作用してしまい、蠕動運動が活発になりすぎて下痢になってしまうこともあります。

痙攣性便秘をはじめとする過敏性腸症候群にはストレスが大きく関わっていると考えられ、現代日本では特に注意が必要な病気として挙げられています。

また、下剤の乱用や刺激の強い食べ物なども腸の運動を過剰にする原因になります。
便秘だからと言って市販の便秘薬を使うと、かえって腸の運動を刺激して症状を悪化させてしまうこともありますので注意しましょう。

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痙攣性便秘の治療

痙攣性便秘を解消するためには、原因となっているストレスにうまく対処する必要があります。
ストレスをまったくないようにするというのは難しいことかもしれませんが、自分なりのストレス発散法を見つけるだけでも体への負担は少なくなると思います。
ストレスが大きく、症状も重い場合には、一度医療機関を受診することも必要です。
腸の運動を調整する薬や腸の粘膜を滑らかにする薬、また必要に応じて抗うつ剤などが処方されることもあります。

また、自律神経の乱れは生活リズムの乱れによっても起こります。
入浴によって体を温める、夜は熟睡する、太陽と共に目覚めるといった規則正しい生活を行うことで、交感神経と副交感神経の切り替えもきちんと行われるようになると言われています。

便秘解消には食物繊維が効果的と言われますが、痙攣性便秘の場合には少し注意が必要です。
繊維質の野菜やイモ類などに含まれる不溶性食物繊維を摂り過ぎると、便のカサが増してさらに腸を刺激してしまうことがあります。
痙攣性便秘のときは、海藻などに含まれる水溶性食物繊維を摂るようにしましょう。
水溶性食物繊維は便を軟らかくすると共に、腸内環境を整える働きがあります。

⇒便秘解消に役立つ4つの方法(食べ物・運動・水分・薬) 詳しくはこちら

参考:
「わかりやすい病気のはなしシリーズ49 便秘」一般社団法人日本臨床内科医会
http://www.japha.jp/doc/byoki/049.pdf

まとめ

それでは最後に、痙攣性便秘についてまとめておきます。

・痙攣性便秘は、腸が痙攣を起こすことによって生じるもの
・便秘と下痢が交互に起こりやすく、小さくて硬い便や細い便、残便感や腹痛が生じることもある
・ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れ、腸の運動に異常が生じるのが原因
・痙攣性便秘を解消するためには、ストレス発散法を見つけたり、生活習慣を整えたりすることが大切

参考文献:

渡邊昌彦 「名医の図解 よくわかる大腸の病気」 主婦と生活社
「わかりやすい病気のはなしシリーズ49 便秘」一般社団法人日本臨床内科医会
http://www.japha.jp/doc/byoki/049.pdf
「薬事情報センター 5.便秘」一般社団法人愛知県薬剤師
https://www.apha.jp/medicine_room/entry-3531.html
「10月 食事と運動で便秘を防ぐ!」全国健康保険協会
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h26/261001/

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