ミネラルウォーターを硬度で選ぼう! 押さえておくべき3つのポイント

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ミネラルウォーター 硬度近年では、数多くのミネラルウォーターを
目にするようになりましたよね。
味わいや価格も様々で、選ぶ楽しみも広がっています。

ミネラルウォーターを選ぶポイントの一つが、硬度です。
硬度とはどのようなもので、
それによってどのような違いがあるのでしょうか?

ミネラルウォーターを上手に選んで活用するために知っておきたい、
硬度についての基礎知識をまとめました。

目次

(1)ミネラルウォーターの硬度とは
(2)硬度の違いと特徴
  2-1味
  2-2産地
  2-3料理
(3)硬度の違いによるミネラルウォーターの選び方
(4)まとめ

(1)硬度とは

ミネラルウォーターには、硬度の違いがあります。

硬度とは、水に含まれるマグネシウムとカルシウムの合計含有量の指標。
硬度の高いもの、すなわちマグネシウムとカルシウムが多く含まれているものが「硬水」、
硬度の低いものが「軟水」と呼ばれます。

硬度の計算の仕方は国や地域によって異なります。
日本ではマグネシウムとカルシウムの量を炭酸カルシウムに換算して表すのが一般的で、
次のような計算式が用いられます。
硬度[mg/l]={マグネシウム量[mg/l]×4.1}+{カルシウム量[mg/l]×2.5}

また、硬水・軟水の分類の仕方も、次のように様々なものがあります。

WHO(世界保健機構)による分類

軟水 0~60mg/L未満
中硬水 60以上120mg/L未満
硬水 120以上180mg/L未満
非常な硬水 180mg/L以上

日常的に用いられる分類

軟水 100mg/L以下
中硬水 101~300mg/L未満
硬水 301mg/L以上

(2)硬度の違いと特徴

 2-1味

水は無味無臭と思われることがありますが、そうではありません。
水に味わいを与えているのが、ミネラルなどの成分です。
水に含まれるミネラルの違い、すなわち硬度の違いによって、味わいに大きな違いが生まれます。

ミネラル含有量の少ない軟水は、クセが少なくまろやかで飲みやすいと言われています。
一方硬水は、クセが強く、こわばったような味わいがあります。
飲用だけではなく、料理用としても硬度の低い水の方が使いやすいとされています。

2-2産地

硬度の違いは大きく産地で分けることができます。

ヨーロッパの水は、時間をかけてゆっくりと地層中を移動することから、
土壌中のミネラルが多く溶け込んだ硬水が多くなっています。
輸入物のミネラルウォーターには、非常に硬度の高いものもあります。

一方日本では、火山性の地層や傾斜の多い地形によって水の滞留年数が短く、
硬度は一般的に低くなります。
国産のミネラルウォーターのほか、水道水もほとんどが軟水となっています。

2-3料理

地域による水の硬度の違いが、料理にも大きな影響を与えたと言われています。

日本料理に欠かすことができないだしや、水をたっぷりと含ませて炊き上げたご飯は、
クセの少ない軟水だからこそ生まれたものだと言えます。
ほかにも日本料理には、煮物や汁物など水をふんだんに使った料理がたくさんあります。

一方硬水はクセが強く、ミネラル成分が料理に影響を与えやすいことから、
ヨーロッパでは蒸したり炒めたりといった、
水をあまり使わない調理法が発展したと言われています。
硬水は肉を煮込む際に使うとアクが抜けやすいと言われており、シチューなどの煮込み料理や、「スープストック」などとして用いられています。

(3)硬度の違いによるミネラルウォーターの選び方

ミネラルウォーターを選ぶ際には、硬度に注目しながら用途に合わせたものを選ぶ必要があります。

まず、毎日の水分補給に使いたいという場合には、
水道水と同じ軟水のミネラルウォーターを選んだ方が安心。
ミネラルの補給という面では硬度の高いミネラルウォーターのほうが期待できますが、
普段硬水を飲み慣れない方が大量の硬水を飲む
とお腹を壊してしまうことがあるので注意が必要です。
中程度の硬度のものは、ミネラルの摂取も期待でき、それほど飲みにくくもないためおすすめです。

内臓が未発達な赤ちゃんには、硬度の低い水を選ぶ必要があります。
ミネラルが多く含まれた水はミルクのミネラルバランスを崩してしまうこともありますので、
調乳にもミネラル含有量の少ない水を使うようにしましょう。

先にも述べたように、日本料理には一般的に軟水が向いています。
硬水のミネラルウォーターを使うとだしの旨味が出なかったり、
ご飯がパサパサになってしまったりということがありますので注意しましょう。
肉の煮込み料理やパスタを茹でる際には硬水が向いていると言われます。

また、緑茶の旨味や渋味を楽しむためには軟水を使うのがおすすめ。
カルシウムが多く含まれた水は、エスプレッソなどの渋味を抑えるとも言われています。

(4)まとめ

それでは最後に、ミネラルウォーターの硬度についてまとめておきます。

・硬度とは、水に含まれるマグネシウムとカルシウムの合計含有量の指標
・一般的には、硬度100mg/L以下のものが「軟水」、硬度301mg/L以上のものが「硬水」
・軟水はクセが少なくまろやか、硬水はクセが強くこわばった味わいが特徴
・一般的に、ヨーロッパのミネラルウォーターは硬度が高く、
日本のミネラルウォーターは硬度が低い

・軟水はだしや炊飯などといった日本料理に欠かせない存在である
・普段の水分補給や赤ちゃんのミルク作りには、硬度の低いミネラルウォーターを使う
・ミネラルの補給のために硬水のミネラルウォーターを飲む際は、徐々に慣らしていくことが大切
・日本料理には軟水のミネラルウォーター、煮込み料理には硬水のミネラルウォーターが合う

参考文献:

日本ミネラルウォーター協会 ⇒http://minekyo.net/
サントリー 水大辞典 ⇒http://www.suntory.co.jp/company/mizu/jiten/index.html?mizu=top
辻調グループ 「料理と水の相性を知ろう」⇒ http://www.tsujicho.com/oishii/recipe/pain/viva/water2.html

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