水道水の塩素 3つの真実

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飲用から料理、お風呂まで、私たちが日常的に使っている水道水。水道水 塩素
日本の水道水はその利便性だけではなく、
安全性も高く評価されています。

そこに欠かせないのが、塩素の存在。
これにより、私たちは水道水を安心して使うことが
できるのです。
その一方で、塩素ってよくないのでは?と感じている方も多いかもしれません。

ここでは、気になる水道水の塩素の実態をまとめてみました。

目次

(1)水道水に塩素が含まれる理由
(2)塩素による影響
(3)除去する方法
(4)まとめ

(1)水道水に塩素が含まれる理由

私たちが使用している水道水には、塩素が含まれています。
これは、水道水を消毒するためのものです。
塩素には病原微生物の細胞膜などを破壊して消毒するはたらきがあります。

私たちが水道水を安心して飲むことができるのは、塩素が含まれているからこそ。
水道法でも、蛇口時点での残留塩素が0.1mg/L以上になるように義務付けられています。

水道水中に含まれる塩素は病原菌等には消毒効果がありますが、
人体には害がないレベルであると言われています。
ただし、味やにおいの観点から、水質管理目標項目の中ではその目標値が1mg/L以下となっています。

一般的な残留塩素濃度はこの0.1~1mg/Lの間くらいですが、
原水の水質や浄水処理方法などによりその値は異なります。
例えば東京都水道局では独自の「おいしさに関する水質目標」を定めており、
残留塩素濃度を0.1~0.4mg/L以下とし、適正な管理を実施しているとしています。

(2)塩素による影響

水道水に含まれる塩素濃度が高い場合、「カルキ臭」と呼ばれる独特のにおいが生じることがあり、そのまま飲む場合に気になる人もいます。

また、浄水器協会ホームページに以下のようなページがありました。
「水道水に含まれる残留塩素にご注意!」

http://jwpa.or.jp/sw/sw-eikyo.html

水道水の塩素による影響については、以下のような研究も行われています。

1978年 京都大学糸川教授他 「水道水残留塩素によるビタミンB_1分解」 読売新聞掲載

1990年 星薬科大学薬品分析化学教室 「水道水で食品のビタミン損失」 毎日新聞掲載

2013年 「せん切りキャベツのビタミンC及び食味に関する残留塩素の影響」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience1968/19/3/19_221/_pdf

(3)除去する方法

水道水の塩素を減少または除去する方法は、以下のようなものがあります。

・汲み置き

水道水を汲み置きすることにより、塩素が抜けると言われています。
この場合にはなるべく日光に当てることが大切で、
少なくとも6時間~2日間くらいは置いておく必要があるとされています。

・沸騰

水道水を沸騰させることによって塩素を揮発させるという方法もよく知られています。
ただし沸騰したらすぐに火を止めるのではなく、
10分間ほどしっかりと沸騰させ続ける必要があると言われています。

・レモン汁を入れる

塩素はビタミンCを破壊する可能性があると言いましたが、
反対にビタミンCを多く含むレモン汁などを投入することによって還元反応を起こし、
塩素を中和することができると言われています。
ビタミンC粉末などの除去剤も販売されています。

・浄水器、整水器

水道水から塩素を除去するもっとも手軽な方法は、浄水器や整水器を設置することです。
汲み置きや沸騰のような手間がかからず、
それまでの水道水と同じように使うことができて便利です。
整水器では浄水のほかに電解水素水と酸性水も汲みだすことができ、用途も広がります。
シャワーの水から塩素を抜きたい場合には、浄水シャワーを使う方法もあります。

いずれの場合にも気を付けなければならないことは、
塩素を除去した水は雑菌が繁殖する恐れがあるということです。
飲用する場合には、冷蔵庫などで保管し、早めに飲み切るようにしましょう。

(4)まとめ

それでは最後に、水道水の塩素についてまとめておきます。

・塩素は、水道水の消毒のために欠かすことができないものである
・水道法により、蛇口時点での残留塩素が0.1mg/L以上になるように義務付けられている
・塩素は独特の「カルキ臭」をもたらすほか、髪や肌を構成するタンパク質や、
食品のビタミンCを破壊する可能性があるとされている

・塩素を除去する方法には、10分間ほど沸騰させる、汲み置きして日光に当てる、
レモン汁を入れるなどの方法がある

・浄水器や整水器を設置することで、塩素が除去された水を手軽に利用することができる

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参考文献:

厚生労働省 「水道水質基準について」
⇒ http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/index.html
東京都水道局 ⇒ https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/

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