高齢者の水分補給で押さえておきたい3つのポイント

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健康のために水分補給が大切であるということは、広く知られるようになってきました。
中でも特に気を付けて水分補給をしていただきたいのが、高齢者です。
高齢者は脱水に陥りやすく、それによって命の危険にさらされることもあるのです。

ご自身にとってはもちろんのこと、介護をされる方にとっても重要な課題である、高齢者の水分補給。
その基礎知識をまとめました。

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<目次>

高齢者は水分不足になりやすい!
高齢者の脱水症、熱中症
 高齢者は脱水症になりやすい!
 熱中症の危険性
高齢者の水分補給の仕方
 水分補給の量
 水分補給のための飲み物
 周囲からの声掛け
まとめ

※ おいしい水と健康生活.com サイトマップ

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高齢者は水分不足になりやすい!

高齢者は特に水分不足に陥りやすいことが知られています。
その理由には、次のようなものがあります。

・筋肉の減少

体液を蓄える筋肉の量が減少することから、体内に水分を蓄えにくくなります。
成人の体内の水分量はおよそ60%ですが、高齢者では50%ほどにまで減少すると言われます。

・腎臓機能の低下

腎臓の機能が低下するため、老廃物を排出するためにたくさんの水分が必要となり、尿の量が増えます。

・口渇中枢の機能低下

口渇中枢、つまりのどが渇いたと感じる部分の機能が低下することから、水分補給の量が減少します。

これら身体的な変化によるもののほかに、トイレに行く回数が増えることを心配して水を飲むことを控える、食事量の減少によって水分の摂取量も減少する、血圧を下げる薬などに使われる利尿剤の影響などによって、高齢者は水分不足になりやすくなると言われているのです。

⇒水分不足によって起こる症状とは 詳しくはこちら
⇒体における水の3つの役割とは―血液・尿・汗 詳しくはこちら
⇒高血圧を予防するために知っておきたい3つのコト 詳しくはこちら

参考:
「防ごう!!守ろう!!高齢者の『脱水』」一般社団法人全国訪問看護事業協会
https://www.zenhokan.or.jp/wp-content/uploads/dehydration.pdf

高齢者の脱水症、熱中症

高齢者は脱水症になりやすい!

体内の水分が不足し、さまざまな症状が現れることを「脱水症」と言います。

脱水症は、水分よりも電解質の喪失が大きい「低張性脱水」、水分と電解質がほぼ同じ割合で喪失した「等張性脱水」、主に体内の水分が不足した「高張性脱水」とに分類されます。
症状は様々ですが、口渇や皮膚の乾燥に始まり、頭痛や吐き気、ひどい場合には脈拍数の低下などが現れることもあります。
また、体内の水分が不足すると血液がドロドロの状態になり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まります。
先にも述べたように高齢者は元々脱水しやすいため、下痢や嘔吐などによる水分の喪失が大きいときには、さらに脱水症の予防に努める必要があります。

⇒脱水症とは 詳しくはこちら
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熱中症の危険性

同じように高齢者は、「熱中症」にもかかりやすいことが知られています。

高齢者は脱水になりやすいことに加え、皮膚の温度感受性が鈍化して暑さを感じにくくなること、熱放散能力が低下して発汗による熱放散が行われにくくなることが熱中症の原因として挙げられています。
2010年に熱中症で死亡した人の数は1,745人に上りましたが、その約8割が65歳以上の高齢者であったとのことです。
室内にいても熱中症で命を落とすケースが増えており、注意が必要です。 

このような高齢者の脱水症や熱中症を防ぐためにも、意識的な水分補給が重要だということになります。

⇒熱中症を予防するために知っておきたい6つのこと 詳しくはこちら
⇒水分補給に適した飲み物は? 詳しくはこちら

参考:
「高齢者と子供の注意事項」環境省熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_3-2.pdf

高齢者の水分補給の仕方

では、高齢者の水分補給ではどのようなポイントに気を付けたら良いのでしょうか。

水分補給の量

尿や呼吸によって失われる分を補うためには、1日におよそ1.2ℓの水分補給が必要だと言われています。
一度にコップ一杯程度を、起床時、食事中、入浴前後、就寝前などといったタイミングでこまめに補給することが大切です。
また、野菜や果物、汁物などを増やして、食事からの水分補給も積極的に行うようにしましょう。

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水分補給のための飲み物

水分補給にもっともよいと言われる飲み物は、水です。
ただし冷たい水は体にとって負担が大きいので、常温の水をゆっくりと飲むようにしましょう。
緑茶や紅茶には利尿作用のあるカフェインが含まれていますので、水分補給としてはおすすめできません。

発汗や下痢、嘔吐などがある場合には、塩分や糖分も適度に補給するようにしましょう。
すでに脱水が進行し、経口での補給が難しい場合には、医療機関で輸液をしてもらう必要があります。

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周囲からの声かけ

脱水を自覚しにくく、自発的に水を飲むことが難しい高齢者の水分補給では、周囲からの声かけが大切になります。
日頃から少量ずつこまめに水分補給をするよう促したり、飲み物を提供したりするようにしましょう。
気温の高い日や閉めきった室内、発熱や下痢などの体調不良が生じている場合などは特に注意をして水を飲むよう勧めます。

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⇒おいしい水とはどんな水? 詳しくはこちら

参考:
「脱水症」公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/dassui.html

まとめ

それでは最後に、高齢者の水分補給のポイントをまとめておきます。

・高齢者は筋肉の減少や腎臓、口渇中枢機能の低下などにより、体内の水分が不足しやすい
・高齢者は脱水症や熱中症で重篤な症状に陥る危険性が高く、注意が必要である
・1日およそ1.2ℓの水を飲むことが勧められており、そのためには周囲からの声かけが大切になる

参考文献:

「防ごう!!守ろう!!高齢者の『脱水』」一般社団法人全国訪問看護事業協会
https://www.zenhokan.or.jp/wp-content/uploads/dehydration.pdf
「高齢者と子供の注意事項」環境省熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_3-2.pdf
「脱水症」公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/dassui.html

※ おいしい水と健康生活.com サイトマツプ

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