二日酔い 3つの基礎知識と、水分補給のススメ

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楽しくお酒を飲んだ翌日、
つらーい二日酔いが待っていた…飲酒01
こんな経験をされたことがある方も
多いのではないでしょうか。

吐き気、頭痛、だるさ、筋肉痛。
様々な症状がありますが、ひどい場合には日常生活に
支障をきたすことも少なくありません。

では、そもそも二日酔いはどうして起こるのでしょうか?
予防するためにはどうしたら良い?
二日酔い対策に「水」が良い?

気になる二日酔い情報をまとめました。

目次

(1)二日酔いとは
(2)二日酔いの原因
(3)二日酔いの予防と対策
(4)二日酔いと「水」
(5)まとめ

(1)二日酔いとは

二日酔いとは、お酒を飲んだ翌日に頭痛や吐き気などの不快な症状が起こることを言います。
(「宿酔(しゅくすい)」とも言います。)

二日酔いの症状には以下のように様々なものがあります。

・吐き気、嘔吐
・頭痛
・体のほてり
・だるさ
・筋肉痛
・のどの渇き
・下痢 など

このような症状が単独で現れることもあれば、
いくつもの不快症状が同時あるいは時間差で生じることもあります。
また飲んだお酒の種類や量、またその人の体質によっても二日酔いの症状は異なります。

(2)二日酔いの原因

二日酔いは、そのメカニズムがはっきりと解明されているわけではありません。
一般的には、次のような原因があるのではないかと考えられています。

・血中アセトアルデヒド値の上昇

従来、アルコールを分解する際に生じた有害物質「アセトアルデヒド」が
二日酔いの主原因であると考えられてきました。
アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解され、さらに無害な酢酸に分解された後、
最終的には水と二酸化炭素になって体外に排出されます。
しかし肝臓の分解能力を超えるアルコールが摂取された場合や、
元々アセトアルデヒドの分解能力が低い場合には、
有毒なアセトアルデヒドがそのまま血中に溢れてしまい、
頭痛や吐き気などの二日酔いの症状を引き起こすとされてきたのです。

しかし実際には、二日酔いとアセトアルデヒドの関係を示すデータは少なく、
むしろ二日酔い状態であっても血中のアセトアルデヒド値はそれほど高くないことから、
アセトアルデヒドが直接的な原因ではないと考えられるようになってきました。
ただしアセトアルデヒドそのものではなく、
体内に生じたアセトアルデヒドの後遺症によって二日酔いが生じている可能性はあります。

・脱水症状

飲酒中は、アルコールによって尿量を調整する抗利尿ホルモンの分泌が抑制されることにより、
尿量が増加します。
お酒として水分を多く摂っているようでも、
実は飲んだ以上の水分を排出してしまっていることも多いのです。
このように脱水症状が起こることにより、
頭痛やのどの渇き、めまいなどの様々な二日酔いの症状が現れるとも言われています。

・低血糖症

アルコールを摂取すると、肝臓は優先的にアルコールを分解しようとすることにより、
その他の働きが抑制されます。
特に、糖を合成し、貯蔵したり、必要に応じて供給したりといった働きがストップしてしまいます。
そのため体が低血糖に陥りやすく、だるさや筋肉痛などが起こりやすくなると言われています。

・炎症反応の亢進

二日酔いで頭がズキズキ痛むという人も多いように、
アルコールには炎症を亢進する作用があると言われています。
アルコール自体が炎症を起こすというよりも、アルコールが炎症反応に関わっている物質を
血管周辺に増加させることにより炎症が進むと考えられます。

・胃腸障害

アルコールは胃粘膜に直接刺激を与えると同時に、
胃酸の分泌を促して胃酸過多による胃炎を起こしやすくします。
そのため、吐き気や下痢、食欲不振などといった胃腸の症状が起こりやすくなると言われています。

・離脱障害

二日酔いは、一種の離脱症状だと考える人もいます。
アルコールには依存性があり、それが体から抜けていく際に吐き気や震え、発汗などといった
自律神経症状が現れるということです。

・不純物

このほか、アルコールに含まれる不純物も二日酔いの原因として挙げられています。
不純物とは、エステルやポリフェノール、メタノールなど、
お酒の色や香り、味を左右しているものです。
不純物が含まれる量はお酒の種類や製品によって異なっており、
これによって二日酔いが起こりやすいお酒とそうでないお酒の差が生じるとも言われます。

二日酔いは、単一の原因によって起こるわけではなく、
様々な要因が複雑に重なり合って起こるというわけです。

(3)二日酔いの予防と対策

二日酔いにならないようにするためには、以下のようなことに気を付けましょう。

・飲み過ぎない

当たり前のことですが、二日酔いにならないためのもっとも良い方法は、飲み過ぎないことです。
酔うとついつい理性が効かなくなってしまうものですが、
飲む前に「○杯でやめておく」「○時になったら飲むのをやめる」などといったルールを
決めておいたり、 周りの人に協力してもらったりして、深酒を防ぐように心がけましょう。
いろいろな種類のお酒を飲む「ちゃんぽん」は、飲み過ぎにもつながりやすいため注意が必要です。

・食事を摂る

空腹時の飲酒はアルコールの吸収を早めることになり、悪酔いや二日酔いにつながります。
お酒を飲む前には、軽いものでも良いので何か口にしておくようにしましょう。
また、お酒と共に食事やおつまみを摂ることによって、低血糖に陥るのを防いだり、
飲み過ぎを予防したりという効果も期待されます。

・二日酔いと薬

最近では、二日酔いを予防・解消してくれるというドリンクやサプリメント、医薬品などが
様々登場しています。
時として一定の効果を表すこともありますが、
これらは二日酔いの特効薬というわけではありません。
また、必要以上に摂り過ぎると体に負担がかかることもあります。
二日酔いにならないようなお酒の飲み方を心掛けた上で、
上手にこれらを活用していくと良いと思います。

(4)二日酔いと「水」

二日酔いを予防・解消するためには、なくてはならないものがもう一つあります。
それが、「水」です。

先にも述べたように、二日酔いには脱水症状が大きく関係しています。
ですから、飲酒する際に水分補給をきちんと行うことが、二日酔い予防につながるというわけです。

水分補給は、お酒を飲む前・最中・後のそれぞれに飲むと良いとわれています。

・飲酒前

「喉がカラカラに渇いた状態で飲むお酒がおいしい!」という方も多いかもしれませんが、
実はこの飲み方はおすすめできません。
飲酒前にはコップ一杯程度の水を飲む習慣を付けましょう。
脱水症の予防になると同時に、アルコール濃度を抑えて肝臓への負担を軽減することができます。
胃を膨らませておくことで飲み過ぎの予防にもつながります。

・飲酒中

飲酒中も同様に、脱水や飲み過ぎを予防したり、アルコール濃度を抑えたりするために、
適宜水を飲むようにすると良いと言われます。
強いお酒を飲むときに共に提供されるチェイサーですが、
これには舌をクリアにして味覚を楽しめるようにするという意味と、
アルコール濃度を薄めて体への負担を減らすという2つの意味があるそうです。
強いお酒を飲むときだけではなく、ビールやカクテルを飲む合間にも、
このようなチェイサーを用意しておくのがおすすめです。

・飲酒後

お酒を飲んで帰った後、そのまま寝てしまうという方も多いかもしれませんが、これもNG。
何度も言うようにアルコールの利尿作用によって体は脱水状態になっていますから、
このままにしておくと翌日は二日酔い…ということになりかねません。
お酒を飲んだ後は失われた水分をきちんと補給してから眠るようにしましょう。
それでも二日酔いになってしまったというときにも、水分補給を行い、
アルコールの代謝を促すことが大切。
冷たすぎる水は体に負担をかけますので、常温を、少しずつ飲むようにしましょう。

(5)まとめ

それでは最後に、二日酔いについてまとめておきたいと思います。

・二日酔いとは、お酒を飲んだ翌日に吐き気や頭痛などの不快症状が生じることを言う
・二日酔いはアセトアルデヒド値の上昇、脱水症状、胃腸障害、離脱症状などの要因が
複雑に絡み合って生じると考えられている

・二日酔いを予防するためには、飲み過ぎないこと、お酒と共に食事を摂ることなどを
心掛けた上で、ドリンクやサプリなどを上手に活用すると良い

・二日酔いの予防・解消のためには、飲酒前・中・後に水分補給を行うことがもっとも大切である

参考文献:

厚生労働省 e-ヘルスネット 「二日酔いのメカニズム」
⇒ http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-005.html
日経Goodayセレクション 「医師880人に聞く 自ら実践する二日酔い対策」
⇒ http://www.nikkei.com/article/DGXMZO80788100R11C14A2000000/
日経Gooday 左党の一分 「二日酔いの元凶はアセトアルデヒドだけじゃない!?」
⇒ http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/092300001/

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