ストレスが胃のトラブルを引き起こす!? 気になる4つの関係

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ストレスが胃のトラブルを引き起こすことはよく知られています。
胃痛や胃もたれ、胸やけ、さらには胃潰瘍などの病気にもストレスが大きく影響していることがあります。

では、そもそもストレスと胃にはどのような関係があるのでしょうか?
日常生活で気を付けることは?
病院での治療法は?

ストレスによる胃のトラブルを防ぐために知っておきたい知識をまとめました。

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<目次>

ストレスと胃の関係
ストレスによる胃の病気
日常生活での注意点
ストレス胃の治療法
まとめ

ストレスと胃の関係

ストレスが胃に影響することはよく知られていますが、それはなぜなのでしょうか?

胃の働きを司っているのは、自律神経です。
自律神経とは、私たちの意思とは無関係に働く神経で、消化のほかに、呼吸や心拍などもコントロールしています。

自律神経には、興奮したときなどに強く作用する交感神経と、リラックスしているときに強く左右する副交感神経の2種類があり、両者は常にバランスを保ちながら働いています。
しかし何らかの原因によってどちらか一方が強くなりすぎると、胃の働きがうまく行われなくなるのです。
その原因の一つが、ストレスです。

通常、副交感神経が優位になることにより、胃の働きが活発になり、消化が進みます。
しかしストレスなどの刺激によって交感神経が強くなると、胃の血管は収縮して、運動が弱まります。
そのため食べたものをうまく消化できずに、胃もたれや食欲不振、膨満感などが起こりやすくなります。
緊張しているときに食欲が湧かないのも、こうした原因が考えられます。

また、その反動で副交感神経が過剰に作用することにより、胃酸の分泌が過剰になり、胃粘膜の損傷や胃酸の逆流が起こりやすくなります。
胸焼けや胃痛、吐き気などが代表的な症状です。

このように、ストレスによる自律神経の乱れは胃の働きにさまざまなトラブルを引き起こすことがあるのです。

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⇒胃もたれってどんなもの? 胃もたれの症状と、胸焼け・胃痛との違い 詳しくはこちら

参考:
「胃痛・胃もたれ」厚生労働省研究班監修 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ
http://w-health.jp/woman_trouble/stomach/

ストレスによる胃の病気

ストレスによる胃のトラブルが続くと、胃の病気へと進行してしまう場合もあります。
具体的には、次のような病気とストレスの関係が指摘されています。

・急性胃炎

胃酸過多や胃粘液の減少により胃粘膜に急性の炎症が起こり、上腹部痛や胸焼け、嘔吐などが起こるもの。
暴飲暴食、アルコールや刺激物の摂り過ぎのほか、ストレスが原因の一つになると言われています。

⇒胃炎とは? 2つの胃炎、その症状・原因・治療法 詳しくはこちら
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・胃潰瘍、十二指腸潰瘍

炎症が進み、粘膜の一部が欠損した状態を「潰瘍」と言います。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍では、ピロリ菌と非ステロイド系抗炎症薬が二大原因として知られていますが、ストレスも胃酸の分泌を過剰にして潰瘍を進行させる原因として挙げられます。

⇒胃潰瘍とは 症状や原因、治療法を知ろう 詳しくはこちら
⇒十二指腸潰瘍の症状・原因・治療法 詳しくはこちら

・機能性ディスペプシア

「胃がもたれる」「胃が痛い」などといった胃の不調が慢性的に続いているものの、医療機関を受診して検査を行っても、胃に胃炎や胃潰瘍のような異常は見られない状態を「機能性ディスペプシア」と言います。
従来はこのような状態を「慢性胃炎」「神経性胃炎」などと呼んでいましたが、厳密には胃炎が認められないことから「機能性ディスペプシア」という概念が新たに生まれました。
このような症状を訴える人は近年増加していると言われており、その背景にもストレスの影響が考えられます。

⇒胃炎とは? 2つの胃炎、その症状・原因・治療法 詳しくはこちら

参考:
「特集2 胃の病気 自己判断せず、受診・検査を」全日本民医連
https://www.min-iren.gr.jp/?p=3853

日常生活での注意点

ストレスによる胃のトラブルを予防・改善するためには、日常生活での次のような点に注意する必要があります。

・睡眠

ストレスによって胃の不調が生じているときは、十分な睡眠を取って疲れた胃を休めることが必要です。
また、生活リズムを整えることによって自律神経のバランスも整えられます。

・食生活

脂っこいものや甘いもの、コーヒーや香辛料などは胃に負担をかけ、胃酸の分泌を過剰にしますので、摂り過ぎないようにしましょう。
食事は三食を規則正しく、よく噛んで食べることが大切です。

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・お酒

お酒は弱った胃を刺激するので、飲み過ぎは禁物です。
適量の飲酒はストレス解消にもなりますので、上手にお酒と付き合うようにしましょう。

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・タバコ

タバコは胃粘膜を弱め、胃酸の分泌を過剰にすると言われます。
胃の調子が悪いという方は、なるべく禁煙を心掛けるようにしましょう。

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・ストレス解消法

ストレスによる胃のトラブルを予防・改善するもっともよい方法は、原因となるストレスを解消することです。
スポーツや映画鑑賞、温泉、友人との会話など、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

ストレス胃の治療法

 市販薬の使い方

胃の不調が生じたときにはとりあえず市販薬で対処するという方も多いのではないでしょうか。
手軽に使うことができそうな胃薬ですが、注意しなければならない点もあります。

まず、症状に合わせた薬を選ぶことが大切です。
一般的に、胃の働きが低下して胃もたれが起こっている場合には消化薬や健胃薬、胃酸過多により胃痛などが起こっている場合には胃酸分泌抑制剤や制酸薬、胃粘膜保護薬を使うとよいと言われます。
症状に合わない薬を使うと、改善されないばかりか症状が悪化してしまうケースもありますので注意しましょう。
また、薬の過剰摂取は胃本来の機能を弱めることもありますので、注意が必要です。

⇒胃もたれを解消する食事・生活・胃薬の使い方 詳しくはこちら

受診の目安

市販薬を服用しても症状が改善されない場合には、なるべく早く医療機関を受診することがおすすめです。
たかが胃の不調と言って放置していると、病気に気が付かずに症状が悪化してしまうこともあります。
特に、吐き気だけではなく実際に嘔吐してしまう場合や、激しい胃痛と共に吐血や下血がある場合、また胃の不調によって日常生活に支障が生じている場合などは、すぐにでも受診するようにしましょう。
一方、慢性胃炎では症状がまったくないということもあります。
年に一度は内視鏡検査を受けるなどして、胃のトラブルの予防や早期発見に努めることも大切です。

⇒胃もたれってどんなもの? 胃もたれの症状と、胸焼け・胃痛との違い 詳しくはこちら
⇒胃炎とは? 2つの胃炎、その症状・原因・治療法 詳しくはこちら

まとめ

それでは最後に、ストレスと胃の関係についてまとめておきます。

・ストレスによって自律神経のバランスが乱れることにより、胃の不調が生じる
・ストレスが原因となる胃の病気には、急性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、機能性ディスペプシアなどがある
・ストレスによる胃のトラブルを予防・改善するためには、十分な睡眠や規則正しい食生活、節酒、禁煙などを心掛けると共に、自分なりのストレス解消法を見つけるとよい
・市販薬を使用する場合には、症状に合った薬を選び、用量・用法を正しく守ることが大切
・胃の不調が長引く場合は病院を受診するほか、定期的に胃の検査を受けることが勧められる

参考文献:

「胃痛・胃もたれ」厚生労働省研究班監修 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ
http://w-health.jp/woman_trouble/stomach/
「特集2 胃の病気 自己判断せず、受診・検査を」全日本民医連
https://www.min-iren.gr.jp/?p=3853 

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