妊娠0週~40週(妊娠1ヶ月~10ヶ月)の妊婦さんの体と赤ちゃんの様子

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妊娠、そして出産。妊婦 3 
新たな命をお腹に宿したお母さんは、
喜びでいっぱいになるのはもちろん、
不安や戸惑いもたくさん感じておられることと思います。

お腹の中の赤ちゃんの様子は?
自分自身の体調・体型の変化が気になる!
毎日の生活において気を付けなければならないこととは?

妊娠0~40週、10ヶ月間の母体の変化や
お腹の中の赤ちゃんの様子についてまとめてみました。

目次

(1)妊娠1ヶ月
  1-1第0週
  1-2第1週
  1-3第2週
  1-4第3週
(2)妊娠2ヶ月
  2-1第4週   【詳細ページ⇒クリック】妊娠4週目ってどんな時期?
  2-2第5週   【詳細ページ⇒クリック】妊娠5週目ってどんな時期?
  2-3第6週   【詳細ページ⇒クリック】妊娠6週目ってどんな時期?
  2-4第7週   【詳細ページ⇒クリック】妊娠7週目ってどんな時期?
(3)妊娠3ヶ月
  3-1第8週   【詳細ページ⇒クリック】妊娠8週目ってどんな時期?
  3-2第9週   【詳細ページ⇒クリック】妊娠9週目ってどんな時期?
  3-3第10週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠10週目ってどんな時期?
  3-4第11週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠11週目ってどんな時期?
(4)妊娠4ヶ月
  4-1第12週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠12週目ってどんな時期?
  4-2第13週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠13週目ってどんな時期?
  4-3第14週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠14週目ってどんな時期?
  4-4第15週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠15週目ってどんな時期?
(5)妊娠5ヶ月
  5-1第16週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠16週目ってどんな時期?
  5-2第17週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠17週目ってどんな時期?
  5-3第18週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠18週目ってどんな時期?
  5-4第19週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠19週目ってどんな時期?
(6)妊娠6ヶ月
  6-1第20週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠20週目ってどんな時期?
  6-2第21週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠21週目ってどんな時期?
  6-3第22週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠22週目ってどんな時期?
  6-4第23週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠23週目ってどんな時期?
(7)妊娠7ヶ月
  7-1第24週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠24週目ってどんな時期?
  7-2第25週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠25週目ってどんな時期?
  7-3第26週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠26週目ってどんな時期?
  7-4第27週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠27週目ってどんな時期?
(8)妊娠8ヶ月
  8-1第28週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠28週目ってどんな時期?
  8-2第29週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠29週目ってどんな時期?
  8-3第30週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠30週目ってどんな時期?
  8-4第31週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠31週目ってどんな時期?
(9)妊娠9ヶ月
  9-1第32週  詳細ページ⇒クリック】妊娠32週目ってどんな時期?
  9-2第33週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠33週目ってどんな時期?
  9-3第34週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠34週目ってどんな時期?
  9-4第35週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠35週目ってどんな時期?
(10)妊娠10ヶ月
 10-1第36週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠36週目ってどんな時期?
 10-2第37週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠37週目ってどんな時期?
  10-3第38週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠38週目ってどんな時期?  
  10-4第39週  【詳細ページ⇒クリック】妊娠39週目ってどんな時期?

(1)妊娠1ヶ月

 1-1妊娠0週

0週、ここから妊娠生活のスタートです。
とは言え、この時点ではまだお腹の中に赤ちゃんはいません。

受精が成立したときから遡って最終月経の開始日を妊娠0週0日と言います。
そこから7日間(0~6日)ごとに1週間とし、「妊娠○週○日(○w○d)」、
4週間(28日)ごとに「妊娠○ヶ月(○ヵ月)」と数えていきます。
日本では産婦人科などでもこの数え方が多く採用されており、出産予定日もここから計算されます。

ただしこの数え方は、月経周期を28日として計算したものです。
その他基礎体温や超音波で排卵日が確認できる場合には、
そこから14日前を「妊娠0週0日」とします。
また、週数が進んでから胎児の心拍や成長具合で妊娠週数を予測し直す場合もあります。

1-2妊娠1週

上記の数え方に従うと、1週とは最終月経の8日目から排卵日(14日目)までということになります。
この時期にもまだ、お腹の中に赤ちゃんは存在していません。

しかしこの時期は、妊娠するためのとても大切な期間です。
一般的に精子の寿命は2~3日、卵子の寿命は1日程度と言われているため、
排卵日の3日前から排卵日の1日後までが“もっとも妊娠しやすい期間”ということになるのです。
排卵前の女性の体では、様々なホルモンの変化が起こり、排卵の準備が行われます。

1-3妊娠2週

妊娠2週とは、排卵日から着床までの期間を指します。

この時期に、精子と卵子が出会う「受精」が起こります。
何億個の精子のうち、厳しい生存競争を生き抜いたたった1つの精子だけが、
卵子の元へとたどり着いたのです。
しかしこの段階ではまだ妊娠成立ということにはなりません。

受精卵の大きさはたった0.1mmほどしかありませんが、驚異的な早さで細胞分裂を繰り返しながら、
卵管を通って子宮をゆっくりと移動していきます。
子宮内に着床するまでには7日ほどの期間が必要だと言われています。

1-4妊娠3週

妊娠3週、この時期に着床が起こります。
医学的には、この着床をもって妊娠成立とします。

<赤ちゃんの様子>

受精卵は「絨毛」と呼ばれる植物の根のようなものを持ち、子宮内膜にしっかりと取り付きます。
絨毛はやがて胎盤を形成し、胎児の成長のために必要な栄養や酸素を
母体から取り込んでいくのです。
器官形成が行われるまでの赤ちゃんは「胎芽」と呼ばれます。

<妊婦さんの様子>

受精卵が子宮内膜に取り付く際に、軽い痛みや出血(着床出血)が見られる妊婦さんもいます。
しかしほとんどの場合はまだ妊娠したことを自覚することは少ないです。
着床するとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンが分泌され、
月経や排卵はストップします。
このホルモンは妊娠検査薬で陽性反応が出る際の基準になるものですが、
hCGが十分に分泌されるようになるのはもう少し先です。

(2)妊娠2ヶ月

 2-1妊娠4週

妊娠4週は、生理予定日からの1週間にあたります。
早い方では、そろそろ妊娠していることに気が付く時期です。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃん(胎芽)は、2mmほどの大きさで、
3胚葉(外胚葉・中胚葉・内胚葉)が形成されて各器官へと成長していきます。
胎盤も未完成ではありますが、栄養を摂りこんだり、尿を送ったりといった働きを始めます。

<妊婦さんの様子>

お母さんの体では、予定日になっても月経が来ないということのほかにも、
様々な変化が現れることがあります。
下腹部が痛む、おっぱいが張る、だるいなどといった症状がある場合、
妊娠の可能性を考えた方が良いでしょう。
月経予定日1週間後くらいには妊娠検査薬での確認が可能になります。
ただしこの時期はまだ超音波検査でも赤ちゃんが確認できないことが多いため、
病院に行くのはもう少し先の方が良いかもしれません。

2-2妊娠5週

妊娠5週、月経予定日から1週間が過ぎ、検査薬を使って妊娠を確認された方も多くなる時期です。
この時期には、超音波検査で赤ちゃんを包む「胎嚢(たいのう)」が確認されるようになります。
子宮内に胎嚢の存在が確認されれば、まず子宮外妊娠の可能性はなくなります。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの大きさはまだ2mmほどで、タツノオトシゴのような姿をしています。
目や耳となる部分のくぼみや、手足の突起が現れ始めるほか、心臓から体の隅々まで
血液を運ぶ大動脈の形成が始まり、いよいよ心臓が鼓動を打ち始めます。

<妊婦さんの様子>

この時期、妊娠に気が付くと同時につわりが始まる妊婦さんもいます。
食べ物のにおいに敏感になる、吐き気があるなど、つわりの症状は様々ですが、
つらい場合には食べやすいものを工夫するなどといったことが必要になります。
そのほかにも、お腹の張りやだるさ、精神的なイライラなどが生じる方もいます。

2-3妊娠6週

妊娠6週は、妊娠生活における一つの節目にあたります。
まずこの時期には、超音波検査により、赤ちゃん(胎芽)の姿が確認できるようになります。
赤ちゃんの頭からお尻までのおおよその大きさ(頭殿長:CRL)が分かることにより、
ここから出産予定日が修正されることもあります。
また、早い方はこの時期に赤ちゃんの心拍を確認することができます。
そのため、この時期に周囲に妊娠報告をするというケースも多いようです。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの頭殿長は4~8mmほど。
それまで単なる突起だった赤ちゃんの手足は、水かきのような形になっていきます。
脳の機能である視床下部が形成されることにより、
体温管理や排泄などといったことを行う器官が出来上がっていきます。

<妊婦さんの様子>

この時期には、つわりが本格化する妊婦さんも多くなります。
また、少しずつ子宮が大きくなるため、
膀胱(ぼうこう)が圧迫されてトイレが近くなる方もいます。
赤ちゃんの心拍が確認できないと不安になったり、流産の心配をしたりして、
軽い“うつ”状態になってしまう妊婦さんもいますが、
赤ちゃんの生命力を信じて、不安になり過ぎないようにすることが大切です。

2-4妊娠7週

妊娠7週には、生理予定日から1ヶ月が経過し、
ほとんどの妊婦さんが妊娠していることに気づいて病院を受診している頃です。
妊娠6週では心拍の確認ができなかった場合も、7週には確認できることが多くなり、
流産の可能性も低くなります。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは頭殿長が8~14mmほどです。
重要な器官形成の只中にあり、頭と胴体が分かれて2頭身となり、
手足、目や耳もさらに細かく形成されていきます。
心臓の部屋も4つに分かれ、肺動脈から大動脈が分離します。

<妊婦さんの様子>

つわりが引き続きひどい方も多く、働く妊婦さんにとっては辛い時期となります。
家族や同僚などになるべく協力してもらい、無理をし過ぎないようにしましょう。
ホルモンバランスの変化により、便秘肌荒れが起こる人もいます。

(3)妊娠3ヶ月

 3-1妊娠8週

妊娠8週、赤ちゃんは必要な器官の完成期に入ります。
この時期には内臓が完成に近づき、骨の形成が始まります。
それまでの「胎芽」という呼び名から、「胎児」と呼ばれるようになります。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの頭殿長は、およそ1.5~2cm。
そして1日およそ1mmというペースで目覚ましい成長を遂げていきます。
産婦人科のエコー写真でも、赤ちゃんの姿が見られるようになり、
お腹の中に赤ちゃんがいるという実感がいよいよ湧いてきます。
胎動はまだ感じられませんが、この頃にはお腹の中で赤ちゃんがすでに動いているのです。

<妊婦さんの様子>

つわりの現れ方には個人差がありますが、
一般的には8~10週頃につわりのピークを迎える妊婦さんが多いと言われています。
食べられないときも水分だけはしっかりと取るようにし、
体重減少が見られる場合には無理せず医師に相談することも必要です。
この頃から胸が大きくなってきて、それまでの下着がきつく感じられる方もいます。
その場合にはマタニティーブラジャーを使う方法もあります。

3-2妊娠9週

妊娠9週、赤ちゃんもますます成長して妊娠の喜びが実感できる時期です。
一方、つわりがピークを迎え、辛い時期となる妊婦さんもいます。
言い換えれば、辛いつわりももう少しの辛抱です。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの頭殿長はおよそ2~3cm。
心臓は脈打ち、胃、肝臓、腎臓といった臓器の働きも始まっています。
脳にはしわが生まれ、鼻や耳、上唇のほか、手足の指も出来上がり、爪が形成され始めます。
生殖器も発達していますが、エコーで性別が分かるようになるのはもう少し先です。

<妊婦さんの様子>

つわりがどうして起こるかということははっきりと解明されているわけではなく、
根本的な解消法もありません。
つわりの症状にも個人差があり、何を食べても吐いてしまうという人もいれば、
食欲が増す、臭いに敏感になるなどといったものもあります。
つわりには精神的な部分が関係していることも多いですので、周囲の方に協力を仰ぎ、
可能であれば家事や仕事を少しお休みして休息を持つようにしましょう。

3-3妊娠10週

妊娠10週、つわりがピークを越える妊婦さんも増えてくる頃です。
エコー写真で赤ちゃんの姿がはっきりと見られるようになり、
赤ちゃんへの愛おしさも増してきます。

<赤ちゃんの様子>

この頃の赤ちゃんの頭殿長は3~4cmほど、体重は5~8gほどです。
これまでCの字のように丸まっていたのが、少しずつまっすぐになってきます。
20本の乳歯の芽となるものが出来上がり、お母さんの体では多くの血液が作られるようになります。
まぶたが完成し、目はしっかりと閉じています。

<妊婦さんの様子>

妊娠10週頃には、つわりのもっともひどい時期を過ぎる妊婦さんも多くなります。
ただしつわりの時期には個人差があり、妊娠後期になってもつわりが続く方もいます。
またこの頃には血液の量が増えるため、血管が浮き出たり、足がだるくなったりする
妊婦さんもいます。

3-4妊娠11週

妊娠11週、赤ちゃんは順調な成長を続けています。
つわりが治まったお母さんは、健康的な生活を心掛けるようにしましょう。

<赤ちゃんの様子>

この頃の赤ちゃんは頭殿長がおよそ4.5~6cmほど、体重は10g前後です。
頭殿長以外に、大腿骨長(FL)と児頭横径(BPD)も測定できるようになってきます。
腎臓の機能も発達し、羊水の中に尿を排出するようになります。
主要な臓器は11週あたりをもってほぼ完成します。

<妊婦さんの様子>

つわりがなくなる代わりに、食欲が増す妊婦さんも多くなります。
栄養バランスや食べる時間に気を付けるようにしましょう。
また、血液が赤ちゃんに集中することで、立ちくらみなどの症状が出る場合もあります。
ひどい場合には少しの間横になって休むようにしてください。

(4)妊娠4ヶ月

 4-1妊娠12週

妊娠12週、つわりや赤ちゃんの状態も安定し、心身共に少しずつ落ち着いてくる頃です。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは頭殿長が6cmを超え、体重は10~15gほどに成長しています。
まつ毛やまゆ毛などの顔周りの体毛が生え始め、乳歯の歯槽骨(しそうこつ)が形成される頃です。
耳の形もしっかりとしてきますが、音はまだ聞こえません。

<妊婦さんの様子>

この頃には子宮がグレープフルーツ大の大きさになり、
膀胱がますます圧迫されてトイレが近くなります。
また、ストッキングやジーンズがきつく感じられるようになる方もいます。

4-2妊娠13週

妊娠13週、赤ちゃんは順調に成長を続けています。
それによって、お母さんの体には様々な変化が起こり始める時期です。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは頭殿長が75mmほど、体重は20gほどです。
この頃から、赤ちゃんは「掌握反射」と呼ばれる、物を握ろうとする反応が起こり始めます。
指一本一本が分かれ、親指をしゃぶる仕草なども見られます。

<妊婦さんの様子>

妊娠13週頃というのは、急にお腹が出てきたと感じる妊婦さんも多い時期です。
それによって胃腸が圧迫されて便秘ぎみになったり、妊娠線が出始めたり、
腰痛が起きたりということもあります。
つわりも落ち着いて妊婦さんにとっては過ごしやすい時期ですが、
この機会にバランスの良い食生活を心掛けるようにしましょう。

4-3妊娠14週

妊娠14週、つわりが落ち着き、お腹の膨らみもそれほどではないこの時期は、
妊娠期間の中でも過ごしやすい時期と言えるでしょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは頭殿長が8~9.5cmほど、体重は25gほどです。
首の力が付いてまっすぐにのばすことができるようになり、手足の筋肉や皮膚も発達し、
いよいよ人間らしい体つきになってきます。
この時期には胎盤の完成も間近となり、へその緒によってお母さんと赤ちゃんは
しっかりと繋がっています。

<妊婦さんの様子>

食欲が増して体重が増加しやすくなるため、むくみの症状が現れる方もいます。
妊娠中は血液量も増加していますので、水分補給をしっかりとして体内の循環を良くしましょう。
つわりが落ち着いた場合は、適度な運動を始めるのもおすすめです。

4-4妊娠15週

妊娠15週、妊娠4ヶ月の最後の週です。
この時期にはついに胎盤が完成し、胎盤によって必要な栄養が
赤ちゃんに届けられるようになるため、お母さんの負担は軽減します。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは頭殿長が10~11cmほど、体重は40gほどです。
この頃の赤ちゃんには「吸啜(きゅうてつ)反応」と呼ばれる、
親指をチュッチュと吸う仕草が見られるようになります。
これはおっぱいを飲むための準備行為であり、これによって利き手が決まるとも言われています。

<妊婦さんの様子>

子宮が大きくなるにつれ、子宮を支える靭帯(じんたい)が痙攣(けいれん)を起こし、
これがお腹の痛みとして現れることがあります。
横になって休めば楽になることが多いのですが、
治まらない場合には温めると良いと言われています。
体重増加が起こりやすい時期ですので、栄養バランスの取れた食事を心がけ、
体調の良いときは体を動かすようにしましょう。

(5)妊娠5ヶ月

 5-1妊娠16週

妊娠16週、この時期からいよいよ「安定期」と呼ばれる時期に入ります。
リラックスしてお腹の中の赤ちゃんとの生活を楽しんでみてください。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは頭殿長が10.5~11.5cmほど、体重は80gほどです。
この頃になると、赤ちゃんの五感が発達し始めます。
脳の神経も発達して、物事を記憶する力も付き始める頃ですので、
お腹にいる赤ちゃんに語りかけや音楽を聞かせてあげると良いでしょう。

<妊婦さんの様子>

安定期に入ったら、体重の増え過ぎを防いだり、出産の体力を付けたりするためにも
運動習慣を付けるようにしましょう。
胎盤で母乳の準備に必要なホルモンが作られるようになり、胸が大きくなる妊婦さんもいます。
パソコンなどをしていて長時間同じ姿勢でいると、腰痛やお腹の張りにつながりますので、
注意が必要です。

5-2妊娠17週

妊娠17週、この時期には赤ちゃんは急成長するため、
お母さんの体にもたくさんの栄養が必要になります。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの頭殿長は11~12cmほど、体重は100gほどです。
体温を調節する役割を果たす「褐色脂肪」が発達してきます。
この頃にはお母さんの声もしっかりと聞こえるようになってきます。

<妊婦さんの様子>

赤ちゃんの急成長に伴い、お母さんの心臓も5割増しで働くようになります。
栄養バランスの取れた食事、特に炭水化物や鉄分をしっかりと摂るよう心掛けましょう。
また、お腹が大きくなり、マタニティウェアが必要になる方も増えてきます。

5-3妊娠18週

妊娠18週には、お母さんはいよいよ妊婦さんらしい体型になってきます。
胎教を始めるなど、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しめるようになる時期です。

<赤ちゃんの様子>

この頃の赤ちゃんは頭殿長が13~14cmほど、体重は150gほどです。
神経回路が発達して体の部分の刺激を感じられるようになるほか、
内耳もほぼ完成して聴覚もますます発達し、お母さんの声を聞き分けるようにもなってきます。
赤ちゃんが女の子であれば、卵子の元となる「原子卵胞」がこの時期にすでに作られ始めます。

<妊婦さんの様子>

この時期になると、待ちに待った胎動を感じる妊婦さんも増えてきます。
お腹を蹴られたら声をかけるなど、赤ちゃんとのコミュニケーションを
楽しんでみるのも良いでしょう。
赤ちゃんの成長のために栄養が取られがちになり、だるさを感じる妊婦さんも多くなります。

5-4妊娠19週

妊娠19週、お腹の赤ちゃんの性別が判明したり、お母さんの骨盤が開き始めたり、
出産に向けた準備が進みます。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの頭殿長は13~15cmほど、体重は250gほどにまで成長しています。
赤ちゃんの性器もほぼ完成するため、超音波検査で性別が分かる場合もあります。
消化管は消化液を分泌し始め、赤ちゃんは羊水を飲んで吸収や循環を行うようになります。

<妊婦さんの様子>

この時期になると、出産に備えて骨盤のゆるみが生じてきます。
それに伴って腰痛が起こりやすくなるので、疲れたら休息を取る、
腹筋を鍛えるといったことが必要です。
また、メラニン色素の影響が大きくなりシミが出来やすくなるため紫外線対策をしましょう。

(6)妊娠6ヶ月

 6-1妊娠20週

妊娠20週、母子ともに安定して過ごしやすい状態が続きます。
この頃には胎動を感じられる妊婦さんが増えてきますが、
まだ分からなくても心配しすぎないようにしましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは身長が21~23cmほど、体重は250~350gほどに成長しています。
この時期には羊水もたっぷりとあるので、赤ちゃんは伸びてきた手足を思い切り動かし、
時にはお母さんのお腹をキックします。
また、睡眠サイクルが出来上がってくるので、
胎動に注目すると活動している時間と眠っている時間の区別が付くようになります。

<妊婦さんの様子>

子宮がますます大きくなってくるので、マタニティウェアが必要となるほか、
便秘や腰痛などの悩みを持つ方も多くなってきます。
赤ちゃんが快適に過ごすことができるよう羊水の水は3時間ごとに
すべて交換される仕組みになっているので、妊婦さんは十分な水分補給が必要です。

6-2妊娠21週

妊娠21週は、妊娠生活の中の折り返し地点に当たります。
お母さんの体も一気に妊婦さんらしくなってくるので、生活の中での注意点も出てきます。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は25cm前後、体重は300~450gほどです。
聴覚や記憶力もますます発達していますから、お母さんはなるべくストレスを感じないよう、
リラックスして過ごすことが必要になります。
生殖器も完成に近づくので、この時期には性別が分かるかもしれません。

<妊婦さんの様子>

お腹が急に大きくなることによって、
今までは何でもなかったような段差で転倒してしまうケースなども増えてきます。
ヒールの高い靴は履かない、階段の昇降の際は手すりにつかまるなどといった対策が
必要になるでしょう。
腸が圧迫されて便通が悪くなることで、便秘や痔に悩まされる妊婦さんも多くいます。
安易に薬に頼るのではなく、消化の良いものや水分をしっかりと摂るといった
工夫をしてみましょう。

6-3妊娠22週

妊娠22週、妊娠生活も半分を過ぎ、少しずつ慣れてくる妊婦さんも多い頃です。
規則正しい生活を心がけ、お母さんもお腹の赤ちゃんも健康的に過ごせるようにしましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは身長が25~28cmほど、体重は400~500gほどです。
呼吸器の発達が進みますが、呼吸ができるようになるのはまだ先で、
この時期の赤ちゃんは胎盤を通して酸素を得ています。
まつ毛やまゆ毛が整い、上下のまぶたが完成してまばたきもできるようになります。

<妊婦さんの様子>

この時期には、赤ちゃんの皮膚や骨の形成のためにたんぱく質を多く摂取すると良いと言われます。
ただし肉類に多く含まれるリンはむくみの原因にもなりますので、
魚類や豆類を積極的に摂るようにしましょう。
お腹が大きくなることで腰痛が生じたり、
お腹、足の付け根がチクチクと痛んだりすることもあります。

6-4妊娠23週

妊娠23週、お腹はますます大きくなり、体調の変化を感じる妊婦さんも多くなる時期です。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は30cm前後、体重は450~650gほどに成長しています。
聴覚はますます発達しており、お母さんの声はきちんと認識できるようになっています。
またこの時期には膵臓が発達し、血糖値を下げ、
脂肪を蓄積させる働きのあるインスリンの分泌が始まります。

<妊婦さんの様子>

子宮はいよいよ大きくなり、横隔膜を押し上げて心臓を圧迫するため
動機や息切れを感じる妊婦さんも多くなります。
体重が増加しやすい時期ですが、体重が増えすぎると難産の危険性が高まるほか、
妊娠中毒症や糖尿病にもなりやすくなると言われており、注意が必要です。

(7)妊娠7ヶ月

 7-1妊娠24週

妊娠24週、マタニティライフを楽しむ余裕が生まれてくる一方、
お腹が大きくなることによる体調不良が現れることもあります。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは体重が32cm前後、体重は550~750gくらいです。
まだまだ赤ちゃんが動き回れるスペースが十分にあるこの時期は、もっとも動きが活発になります。
大きな音を立てると赤ちゃんがびっくりする様子がわかることもあるかもしれません。
この時期に逆子だと診断されてもまだ直すことが可能ですので、
逆子体操などを行うのも良いでしょう。

<妊婦さんの様子>

ホルモンの増加や子宮の圧迫によって腸の動きが緩慢になり、
ガスが溜まる、消化不良、胸焼けなどの症状が現れる妊婦さんも多くなります。
消化の良いものを何回かに分けて食べると言った工夫が必要です。

7-2妊娠25週

妊娠25週、妊婦さんにとっては比較的過ごしやすい状態が続き、行動的になりやすい時期ですが、
くれぐれも無理はしすぎないようにしましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは身長が34cm前後、体重は650~900gほどです。
赤ちゃんの鼻が通って息を吸い込むことができるようになり、呼吸の準備が整うほか、
目を開けたり閉じたりすることもできるようになります。
また、口と唇周辺の神経も発達し、お母さんのおっぱいを飲むための準備も始まります。

<妊婦さんの様子>

この時期にはホルモンの影響で体毛が濃くなる妊婦さんが多いと言われています。
また、体重増加に伴い足に負担がかかり、むくみやこむら返りが起こりやすくなりますので、
血流を良くするマッサージや運動などが必要です。

7-3妊娠26週

妊娠26週、赤ちゃんは急激に成長を続けています。
お母さんも、自分自身の生活に気を付けましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは身長が36cm前後、体重は750~1000gほどまでに成長しています。
ただし体重・身長には個人差があるため、
平均より小さめでも検診で何も言われなければそれほど心配はいりません。
脳や聴覚はますます発達しており、
この時期に聴かせてあげた音楽を出生後まで記憶していることもあると言われます。

<妊婦さんの様子>

胎盤からのホルモンがインスリンの働きを低下させることにより、
血糖値が上がり、糖尿病になりやすい時期です
妊娠中の糖尿病は赤ちゃんにとっても悪影響を及ぼすことがありますので、予防・対策が必要です。
また赤ちゃんが大きくなることで、足や腰だけではなく肩に負担を感じる妊婦さんも
増えてくるようです。

7-4妊娠27週

妊娠27週、いよいよお腹も大きくなり、お母さんの体調に変化が現れやすい時期です。
無理をすると早産の危険性がありますので、辛いときには無理をせずに休むようにしましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは身長が38cm前後、体重が800~1200gくらいです。
まぶたを開き、目で光を感じることができるようになるほか、
味を感じる「味蕾(みらい)」も発達してきます。
脂肪も少しずつ付いてふっくらとしてきますが、その量はまだ体重の2~3%程度です。

<妊婦さんの様子>

この時期になると、子宮の収縮によるお腹の張りを感じる方も増えてきます。
少し横になっても治まらない場合には、念のため病院を受診した方が良いかもしれません。
手足のむくみがますますひどくなったり、
静脈瘤(じょうみゃくりゅう)が現れたりという方もいますが、
これらはお腹の赤ちゃんが成長している証拠でもありますので、大きな心配はいりません。

(8)妊娠8ヶ月

 8-1妊娠28週

妊娠28週、「妊娠後期」と呼ばれる時期に入ります。
出産に向けて心と体を整えていきましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの慎重は39~40cmほど、体重は1000~1300g前後です。
この頃には、五感はさらに発達が進み、お腹の外の音のほか、光、におい、味にも敏感になります。
呼吸に似た呼吸様運動も始まり、お腹の外で生きていくための準備が進められていきます。

<妊婦さんの様子>

この時期には子宮収縮が頻繁になり、お腹の張りを感じることも増えてきます。
これは出産のための準備運動のようなものであり、少し休んで治まるようなら心配はいりません。
お腹がますます大きくなることで背中が反ったような歩き方をしていると、
腰痛になることがあります。

8-2妊娠29週

妊娠29週、この時期には胎動がもっとも激しくなり、
お腹の上からでも赤ちゃんの動く様子がわかるようになります。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは身長が40~41cmほど、体重は1300~1500gほどです。
赤ちゃんの脳のしわが増え知能指数が上がることにより、記憶や考える能力のほか、
喜んだり、悲しんだりといった感受性が生まれます。
生まれてからも、胎内での様子を覚えている赤ちゃんもいるそうです。

<妊婦さんの様子>

お腹はますます大きくなり、気が付くと妊娠線だらけということもあります。
クリームやオイルなどを使って、予防をしておくことがおすすめです。
胎動が激しい、うつぶせになれない、精神的に落ち着かないなどの理由で
寝不足になる方も多いので、昼間横になれる時間を作るなどして無理をしないようにしましょう。

8-3妊娠30週

妊娠30週、赤ちゃんの体の様々な機能もいよいよ完成に近づきます。
お母さんも体調を整えて、その成長を見守るようにしましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの慎重は41~42cmほど、体重は1200~1700gほどです。
この頃には呼吸ができるようになっており、体温調節も可能なほどに成長しています。
無菌状態の子宮から外の世界へ出て生きていくために、
この時期からお母さんの免疫グロブリンが赤ちゃんへと移行されていきます。
そして生後6ヶ月頃までに赤ちゃん自身の免疫システムが確立されます。

<妊婦さんの様子>

妊娠後期に入り、お腹だけではなく太ももやおっぱいも大きくなり、
妊娠線ができてしまうことがあります。
入浴後に保湿クリームを塗るなどといった習慣を付けておくことがおすすめです。
また、脇や胸の下など汗が溜まりやすい部分の皮膚トラブルにも注意が必要です。

8-4妊娠31週

妊娠31週、お腹は大きく重くなり、お母さんには腰痛や息切れなどの症状が現れることもしばしば。
赤ちゃんが成長している証拠でもありますので、工夫をしながら対処していくようにしましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は42~43cmほど、体重は1300~1900gほどです。
お腹の中で、赤ちゃんはまばたきやあくび、指しゃぶりなど様々な表情や仕草を見せています。
呼吸器や消化器の完成まではもう少しですが、外の世界に出るための準備は着々と進んでいます。

<妊婦さんの様子>

お腹が重くなることでどうしても体を反らして歩いてしまい、腰痛になることが多くなります。
なるべく体をまっすぐにして歩くように心がけましょう。
腰痛や便秘予防のために、ストレッチやマタニティヨガを行うのもおすすめです。

(9)妊娠9ヶ月

 9-1妊娠32週

妊娠32週、臨月まであと1ヶ月というところまで来ました。
体型や体調の変化は続きますが、あと一息頑張りましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は43~44cmほど、体重は1500~2100gほどです。
羊水の量はこの時期がピークの800mlほどで、この後は減少し、
子宮の壁に赤ちゃんの体がぴったりと付くようになっていきます。
妊娠初期には2頭身だった赤ちゃんも、4頭身ほどに成長しています。

<妊婦さんの様子>

この時期には、おっぱいから黄色がかった液体「初乳」が出る方もいます。
出産まであと1ヶ月以上ありますが、体は着々と準備が進んでいるということです。
出産に備えて血液量が増えるため、妊娠高血圧症候群に注意が必要な時期です。

9-2妊娠33週

妊娠33週、肉体的に疲労が蓄積されてくる時期ですが、
上手に休息を取り入れながら乗り切りたい時期です。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は44~45cmほど、体重は1600~2300gほどです。
赤ちゃんは羊水を飲んで尿として出し、
生まれてからおっぱいを飲んで排泄するための準備を着々と進めています。
五感の機能はほとんど出来上がっており、お腹の中で驚いたり、怒ったり、笑ったりしています。

<妊婦さんの様子>

子宮がさらに大きくなり、仰向けの姿勢が辛く寝苦しさを感じる妊婦さんも多いです。
左側を下にして横向きになり、上になった足を軽く曲げる「シムスの体位」を取ると良いと
言われます。
体が重くなることで足の付け根が痛んだり、足がつったりということも増えますので、
辛いときは無理をせずに休むようにしましょう。

9-3妊娠34週

妊娠34週、赤ちゃんが子宮の中を占める割合が大きくなることで、胎動は少なくなってきます。
でも、赤ちゃんは外の世界に出ても生きられるほどにしっかりと成長しています。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんは身長が45~46cmほど、体重は1800~2500gほどに成長しています。
新生児のようにふっくらとしてきて、つめも伸び、髪の毛も生えてきます。
自律神経も発達して交感神経と副交感神経のバランスも整い、
心拍数や呼吸もコントロールできるようになっています。

<妊婦さんの様子>

出産に備えて恥骨が緩むため、骨盤に痛みを感じる妊婦さんが増えてきます。
歩けないほどの痛みがある場合には医師に相談するようにしましょう。
これまで仕事をしていたお母さんも産休に入る頃ですが、
生活リズムが狂って体調を崩さないよう注意してください。

9-4妊娠35週

妊娠35週、妊娠9ヶ月最後の週です。
この時期に無理をすると早産につながる恐れがありますので、くれぐれも気を付けましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は45~46cmほど、体重は2000~2700gほどです。
器官の発達はほぼすべて完成という段階に入り、
呼吸も、外の世界に出てもできるほどになっています。
脳神経の発達も進んでいますが、完成するのは生まれてから数年が経ってからです。

<妊婦さんの様子>

出産に向けて血液量が増えますが、多くが子宮に集中するため脳貧血が起こりやすくなります。
急に立ち上がってめまいなどを起こしてしまわないよう注意が必要です。
子宮が大きくなって膀胱を圧迫し、尿漏れが起こりやすくなりますので、
ナプキンを活用するのもおすすめです。

(10)妊娠10ヶ月

 10-1妊娠36週

妊娠36週、いよいよ臨月に入ります。
出産に備えた生活を心がけましょう。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は47~48cmほど、体重は2000~2900gほどです。
新生児と同じような外見になり、内臓も十分に発達してその機能も完成しています。
この時期には、生まれても生きていくための準備は十分に整っています。

<妊婦さんの様子>

臨月に入ると、赤ちゃんと共に子宮が少しずつ下りてきます。
そのため動機や息切れといった症状は和らいできますが、
胃腸はさらに圧迫されるように感じる方もいます。
この時期は出産に備えて多くのカロリーを必要とする時期ですから、
医師から食事制限をされている場合以外は、食べられるものをきちんと食べる必要があります。

10-2妊娠37週

妊娠37週、「正産期」と呼ばれる時期に入り、赤ちゃんがいつ生まれても良いように準備が整います。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は48~50cmほど、体重は2200~3000gほどです。
赤ちゃんの腸の中にはすでに胎便が溜まっており、出生後には真黒な便として排出されます。
大きく手足を動かすスペースはありませんが、指しゃぶりをしておっぱいを飲む練習をしています。

<妊婦さんの様子>

この時期には「前駆陣痛」と呼ばれる、不規則な張りや痛みを感じることがあります。
出産のための準備運動のようなものなので、リラックスして乗り切るようにしましょう。
不安になりやすい時期ですが、家族や友人、産婦人科医に相談するなどして、
落ち着いて過ごすことも大切です。

10-3妊娠38週

妊娠38週、予定日まで2週間ほどありますが、実際にはこの時期に出産を迎えるケースも多くあります。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は49cm前後、体重は2300~3300gほどになります。
体重には個人差がありますが、医師から特に何も言われてなければ、それほど心配いりません。
皮膚が厚くなり、脂肪が増えるため、これまでは半透明だった赤ちゃんの皮膚が
薄ピンク色になってきます。

<妊婦さんの様子>

子宮が下がってくるため、恥骨付近や足の付け根に痛みを感じることが多くなりますが、
このようなトラブルもあと少しの辛抱です。
産道を柔らかくするためにおりものの量が増えてきます。
おりものに少量の出血が混ざる「おしるし」があると出産が近いと言われますが、
具体的にどのくらいで陣痛が来るのかはわかりません。
念のため遠出は避け、リラックスして過ごすようにしましょう。

10-4妊娠39週

妊娠39週、出産予定日までの1週間。
今か今かと考えてしまう人も多いかもしれませんが、
お腹の中に赤ちゃんがいるという貴重な時間をゆったりと過ごしながら、
その時を待ってみてはいかがでしょうか。

<赤ちゃんの様子>

この時期の赤ちゃんの身長は50cm前後、体重は2400~3500gほどです。
1mmほどの受精卵だったものが、ここまで大きく成長し、
外の世界で生きていくことができるようになりました。
多くの赤ちゃんはお母さんの骨盤内で頭を下に向け、出ていく準備をしています。

<妊婦さんの様子>

この時期には、陣痛が来るのを待つばかりという方も多いと思います。
前駆陣痛と本陣痛の違いが分かるか心配という方も多いかもしれませんが、
前駆陣痛が不規則な痛みでやがて消えていくのに対し、
本陣痛は規則的で、時間の経過とともに強くなっていきます。
迷った場合には、遠慮せずに産婦人科に連絡するようにしましょう。
陣痛が起こる前に破水してしまった場合には、すぐに病院に連絡をし、入院が必要となります。

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生後12ヶ月の赤ちゃんの様子

参考文献:

公益財団法人 母子衛生研究会 「赤ちゃん&子育てインフォ」
⇒ http://www.mcfh.or.jp/
all about 暮らし 「妊娠・出産」
⇒ http://allabout.co.jp/ch_pregnancy/
H・マーコフ、A・アイゼンバーグ、S・ハザウェイ/著 竹内正人/監修 「すべてがわかる妊娠と出産の本」

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