脂肪ってどんなもの? ダイエットを始める前に知っておきたい、脂肪に関する3つのコト

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肥満とは、脂肪が体に蓄積した状態のこと。肥満男性
肥満を解消するために、
脂肪を減らそうとダイエットに励んでいる方も多いでしょう。

そもそも「脂肪」とは何なのでしょうか?
体のどこにあって、どんな役割を果たしているのでしょうか?

正しいダイエットを行うためには、
脂肪について知っておくことが大切。
ここでは、脂肪がどのようなものかについてまとめます。

目次

(1)脂肪とは?その役割
(2)脂肪の分布-皮下脂肪と内臓脂肪
(3)4つの脂肪
(4)まとめ

(1)脂肪とは?その役割

ダイエットをしている方の中には、「脂肪=良くないもの」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
脂肪は体にとってなくてはならないものです。

脂肪は、たんぱく質、炭水化物と並んで三大栄養素の一つに数えられています。

私たちが生命を維持し、活動を行うためには、エネルギーが必要です。
そのエネルギーの貯蔵庫となるのが、脂肪です。

私たちが食物から摂取したり、体内で合成されたりした脂肪は、
血液の流れに乗って全身を巡りエネルギーを生み出すだけではなく、皮下や内臓周りに蓄積されます。
エネルギーが不足したときには、蓄えられた脂肪を分解・燃焼することで、
新たなエネルギーが生み出されるようになっているのです。

毎日安定して食糧を確保することが難しい時代には、
脂肪を蓄えておくということは非常に重要な意味を持っていました。
しかし現代では、栄養価の高い食物を簡単に摂ることができるようになっています。
そこでむしろ、脂肪の過剰蓄積(=肥満)が問題視されるようになったのです。

肥満を防ぎ、私たちが健康的に過ごすためには、単に脂肪が少なければよいということではなく、
体内の適切な場所に適度な脂肪を蓄えておくことが大切だと言えます。

(2)脂肪の分布-皮下脂肪と内臓脂肪

体内に蓄えられている脂肪のことを、体脂肪と言います。
全体重のうち、脂肪の重量が占める割合を表したものが「体脂肪率」であり、
この値が肥満を診断する際の目安の一つにもなっています。

最近では家庭用の体重計でも体脂肪率が計測できるようになってきました。
しかしこれではわからないことがあります。
それは、“体のどの部分に脂肪が付いているか”ということです。

体内の脂肪は、付いている場所によって「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2つに分けることができます。

・皮下脂肪

お尻や腰まわりなどの皮膚の内側に付く脂肪のこと。
衝撃から身を守ったり、体温を調節したりする役割を担っています。
女性は妊娠・出産に備えて、男性よりも皮下脂肪が多くなる傾向があります。

・内臓脂肪

内臓まわり、具体的には「腸間膜」と呼ばれる小腸を包む膜のまわりに付いた脂肪のこと。
皮下脂肪に比べて容易に蓄積しやすいですが、必要なときにはすぐに血管を通って肝臓へ行き、
全身に運ばれてエネルギーとして使われます。
近年よく聞かれる「メタボリックシンドローム」は内臓脂肪が過剰に蓄積した状態を指し、
様々な生活習慣病を引き起こすとして問題視されています。

(3)4つの脂肪

脂肪には、以下の4つの種類があります。

3-1中性脂肪

体脂肪のほとんどを占めており、通常「脂肪」と言った場合にはこの中性脂肪を指します。
中性脂肪は別名「トリグリセライド」と言い、グリセリンという骨格に、
3つの脂肪酸が結合して出来ています。
中性脂肪は血液中を流れ、エネルギー源となるよう準備されていますが、
この割合が多いと健康診断などで「中性脂肪が高い」と言われることがあります。
また、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積すると、脂肪肝となります。
余った中性脂肪は皮下や内臓周りに蓄積され、必要なときのエネルギー源となります。

3-2脂肪酸

脂肪酸は中性脂肪を構成している物質の一つで、
必要に応じて分解されてエネルギーとして使われます。
脂肪酸は、炭素・水素・酸素の3種類の元素から構成されていますが、
炭素の数やつながり方によって種類や性質が変わってきます。
大きく分けると、炭素と炭素が一本の手でつながっているものは「飽和脂肪酸」、
二重の手でつながっているものは「不飽和脂肪酸」になります。
飽和脂肪酸はバターやラードといった動物性脂肪に多く含まれており、
摂り過ぎるとLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を増やすと言われています。
一方、オリーブ油などの植物性脂肪や魚油などに多く含まれる不飽和脂肪酸は、
LDLコレステロールを減らす働きなどが知られています。

3-3コレステロール

コレステロールは、細胞膜を構成する、胆汁酸の原料となるなどの役割を果たす脂質です。
通常食事から摂取するコレステロールは全体の2~3割であり、7~8割は体内で合成されていますが、
血液中のコレステロールの量が一定になるように調整されています。
コレステロールには、LDLコレステロールと、HDL(善玉)コレステロールの2種類があります。
LDLは肝臓で作られたコレステロールを体全体に供給する役割を、
HDLはコレステロールを回収して再び肝臓に戻す役割を持っています。
血液中のLDLコレステロールが増え過ぎると動脈硬化が起こりやすくなり、
様々な生活習慣病の引き金になることが懸念されています。

3-4リン脂質

リン脂質は、細胞膜の主成分となる脂質です。
リン脂質の最大の特徴は、水と油の両方に馴染む性質(両親媒性)を持つということです。
これによって、人間の体に存在するおよそ60兆個の細胞が正常に保たれているのです。
リン脂質の代表的なものにレシチンがあり、大豆レシチン、卵黄レシチンなどがよく知られています。

(4)まとめ

それでは最後に、脂肪についてまとめておきたいと思います。

・脂肪は、体内でエネルギーの貯蔵庫となる
・体に存在する脂肪(体脂肪)は、その分布によって皮下脂肪と内臓脂肪とに分けられる
・内臓脂肪は蓄積しやすく使われやすいが、過剰に溜まるとメタボリックシンドロームとなる
・脂肪は、中性脂肪・脂肪酸・コレステロール・リン脂質の4種類に分かれる
・中性脂肪は体脂肪の大部分を占めるもので、血液に乗って全身を巡るほか、
皮下や内臓まわりに蓄積される

・脂肪酸はエネルギーとして使われる物質で、大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられる
・コレステロールにはLDL(悪玉)とHDL(善玉)とがあり、
LDLが増えると動脈硬化の危険性が高まる

・リン脂質は細胞膜の主成分であり、細胞が正常に保たれるためには欠かせないものである

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参考サイト:

厚生労働省 e-ヘルスネット 「栄養・食生活」
⇒ http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionaries/food
消費者庁 「脂質と脂肪酸の話」
⇒ http://www.caa.go.jp/foods/pdf/100910_3.pdf#search=’%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8

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