ミネラルウォーターにはどんな種類がある? 日本とヨーロッパでの分類方法の違い

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今や多くの人が利用している、ミネラルウォーター。HT123_L
コンビニやスーパーで、
数多くの種類のミネラルウォーターが
並んでいるのを目にしますよね。

でも、一口に「ミネラルウォーター」と言っても、
様々な分類や呼び名の違いがあるのをご存知ですか?

それならば、違いを知って上手に活用したいもの。
ここでは、ミネラルウォーターの種類や、
日本・ヨーロッパでの分類方法の違いについてみていきます。

目次

(1)日本におけるミネラルウォーターの分類
  1-1「品質表示ガイドライン」とは
  1-2ナチュラルウォーター
  1-3ナチュラルミネラルウォーター
  1-4ミネラルウォーター
  1-5ボトルドウォーター、飲用水
(2)ヨーロッパにおけるミネラルウォーター類の分類
(3)ミネラルウォーターの種類・まとめ

(1)日本におけるミネラルウォーターの分類

 1-1「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」とは

日本でミネラルウォーター類の分類方法について定めているのが、
農林水産省の「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」
(平成2年3月30日「2食流第1071号」制定、平成7年2月17日「7食流第398号」改正)です。

地下水等のうち飲用に適した水を容器に詰めたもの(ミネラルウォーター類)について、
原料や処理方法の違いに応じて以下の4品名に分類し、
容器または包装の見やすい部位に表示するよう指示しています。

品名 原水 処理方法
ナチュラルウォーター 特定の水源から採取されたもの 濾過、沈殿、加熱殺菌のみ
ナチュラルミネラルウォーター 特定の水源から採取されたもののうち、
地層中の無機塩類が溶解した地下水
天然の二酸化炭素が溶解したものを含む
濾過、沈殿、加熱殺菌のみ
ミネラルウォーター ナチュラルミネラルウォーターの原水と同じ 濾過、沈殿、加熱殺菌以外に
次のような処理も含む
・ミネラルの調整
・ばっ気(水に空気を含ませる)
・複数の水源から採取した水の混合
など
ボトルドウォーター、飲用水 飲用適の水 限定なし

同ガイドラインは、品名のほか、▽原材料名▽内容量▽賞味期限▽保存方法▽採水地▽使用上の注意
▽使用方法▽製造者等、に関する表示も義務付けています。

1-2ナチュラルウォーター

品質表示ガイドラインは、「ナチュラルウォーター」を以下に定義しています。

「特定の水源から採水された水を原水とし、
濾過、沈殿、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないもの」

ミネラルの量などに関する規定は特になく、
ミネラルがそれほど含まれていないものもあります。
しかし“人工的な手を加えていない、大自然の恵み”などのイメージから、
好んで利用する人も多いようです。

1-3ナチュラルミネラルウォーター

ガイドラインでの「ナチュラルミネラルウォーター」の定義は、以下になっています。

「ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、
地下を移動中又は地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した
地下水(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む。)をいう。)を
原水としたものに限り「ナチュラルミネラルウォーター」と記載することができる。」

やや難しい言い回しですが、簡単に言うと、
土壌中のミネラルが多く含まれているナチュラルウォーターを
「ナチュラルミネラルウォーター」に分類します。
ミネラルを積極的に摂取したいときは、ナチュラルミネラルウォーターを選ぶのがおすすめです。

1-4ミネラルウォーター

「ミネラルウォーター」は総称として呼ばれることが多いですが、
実際に品名として用いられるのは、 次のような水です。

「ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、
品質を安定させる等の目的のためにミネラルの調整、ばっ気、
複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているもの」

ミネラルウォーターには、ミネラルの量や味わいを調整するための人工的な処理がされており、
“自然の恵み”などを重視したい人にとってはやや物足りなく感じられるかもしれません。
しかし、初めてミネラルウォーター類を利用する人にとっては、飲みやすい印象もあるようです。

1-5ボトルドウォーター、飲用水

「ボトルドウォーター」や「飲用水」の表示は、
「ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター以外の水」
指しており、 水道水や河川の表層水、蒸留水、純水、さらに電解水素水や海洋深層水などが
あります。

それぞれ特徴が異なりますので、好みや用途に合わせて上手に活用したいですね。

(2)ヨーロッパにおけるミネラルウォーター類の分類

これまで日本におけるミネラルウォーター類の分類方法について見てきましたが、
同じくミネラルウォーターが多く利用されているヨーロッパ(EU)では、
その分類方法は大きく異なります。

 品名  基準
 ナチュラルミネラルウォーター ・殺菌、ミネラルの調整など、人為的加工を行っていないこと
・公的機関の審査と承認が必要
・人体に有益なミネラル分を一定量保持すること
・採水地周辺の環境保護が常時行われていること
・地下の水源から直接採水され、無添加でボトリングされていること など
 スプリングウォーター ・一か所の地下水から直接採水され、無添加でボトリングされたもの
 プロセスドウォーター ・熱処理や濾過、ミネラルの添加などといった人為的加工が施されたもの

日本では、ミネラルウォーター類は基本的に加熱殺菌処理が求められていますが、
ヨーロッパでは、 殺菌処理を行ったものについては
「(ナチュラル)ミネラルウォーター」と呼ばないこととされています。
ヨーロッパでは、採水地の環境保護など原水に関する基準が非常に厳しく設けられており、
そこから直接採水された、余計な手を加えていない水が、
「ナチュラルミネラルウォーター」として 流通することになります。
近年は、海外のミネラルウォーターも多く日本で販売されているので、
国産品との違いを楽しんでみるのもよいでしょう。

(3)ミネラルウォーターの種類・まとめ

最後に、ミネラルウォーターの種類についてまとめます。

・日本では「品質表示ガイドラインによって」、4つの品名の分類が設けられている
・「ナチュラルウォーター」は、特定の水源から採水された原水に 濾過、沈殿、加熱殺菌処理のみを
施したもの

・「ナチュラルミネラルウォーター」は、ナチュラルウォーターのうちミネラルを多く含むもの
・「ミネラルウォーター」は、ミネラルの調整や複数の水の混合などといった処理が
施されているもの

・上記3つ以外の水を、「ボトルドウォーター」「飲用水」と呼ぶ
・ヨーロッパでの分類方法は、日本と大きく異なる

ミネラルウォーター類を選ぶときは、こうした品名や特徴の違いをチェックしながら、
お気に入りの水を探してみるとよいでしょう。

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参考文献:

厚生労働省 ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン
⇒ http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/07/dl/s0723-16c_0005.pdf#search=’%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC+%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3′
日本ミネラルウォーター協会
⇒ http://minekyo.net/
ミネラルウォーター事典
⇒ http://mz.thatday.net/

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