海洋深層水とは?飲料水や食品、化粧品にも使われる海洋深層水

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「海洋深層水」という名前の水を見かけたことはありますか?
スーパーやコンビニでは、国内外のミネラルウォーターやピュアウォーターなどさまざまなボトル入りの水が販売されるようになっています。
海洋深層水も、そんな個性豊かな水のうちの一つ。
飲料水としてはもちろん、食品や化粧品などにも使われています。
海洋深層水とはどんな水で、どのような特徴があるのか、詳しく見ていきます。

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<目次>

1. 海洋深層水とは
2. 海洋深層水 どこ
3. 深さ
4. 特徴
5. 海洋深層水 ミネラル
6. 利用
7. 味
8. 海洋深層水 飲む
9. 食品
10. 塩分
11. 塩
12. 海洋深層水 酒
13. 化粧水
14. タラソテラピー
15. 漁業
16. 海洋深層水 農業
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おいしい水

1. 海洋深層水とは

海洋深層水とは、太陽の光が届かず、表層水と混合しない深さにある海水のことで、一般的には水深200m以深の海水のことを指します。海洋深層水
海洋深層水は、海水全体のおよそ95%を占めます。
海洋深層水は、1920年代後半から30年代前半にかけてフランスの科学者がキューバで海洋温度差発電実験を行った際に初めて採水されたそうです。
その後1981年にはハワイで産業資源として利用研究が始められました。
日本では1989年に高知県室戸市に海洋深層水研究所が設立されたのが最初です。
現在では主な海洋深層水の取水地として、北海道の羅臼町、富山県の滑川市や入善町、神奈川県の三浦市、静岡県の焼津市、沖縄県の久米島などが知られています。
海洋深層水は水産分野のほか、医療分野、食品分野などへの応用研究も進められています。

参考:http://deepsea-shop.jp/about_dsw.html

2. 海洋深層水 どこ

日本には、北は北海道から南は沖縄まで、海洋深層水の取水施設が全国各地に存在します。
取水地ごとに特徴があり、さまざまな研究・開発が進められています。
日本で最初に海洋深層水の取水施設が開設されたのは、1989年、高知県室戸市でした。
この場所は、1985年に当時の科学技術庁が進めていたアクアマリン計画「海洋深層水資源の有効利用技術に関する研究」におけるモデル海域として指定されていたのです。
以来高知県海洋深層水研究所は取水施設の先駆けとして海洋深層水の研究や利活用を進めています。
では、海洋深層水の取水施設に適した場所というのはどのようなものなのでしょうか。
まず、陸地から急激に深くなる海底地形であること。
これにより、取水管の設置距離が短くて済み、コストの面で有利になります。
また、取水施設が企業や一般の方にとって利用しやすいよう、利便性のよい都市部が後背地としてある場所であること。
さらに深層水を使った製品を消費する地域への交通インフラが整っていることも重要です。
これらの条件を満たし、取水施設が開設されているのは以下のような場所です。
・北海道羅臼町 知床らうす取水施設
・北海道八雲町 熊石海洋深層水総合交流施設
・新潟県佐渡市 佐渡海洋深層水分水施設
・富山県入善町 入善海洋深層水活用施設
・富山県滑川市 滑川海洋深層水分水施設アクアポケット
・東京都伊豆大島町 伊豆大島海洋深層水取水施設
・静岡県焼津市 駿河湾深層水取水供給施設
・沖縄県久米島町 沖縄県海洋深層水研究所

参考:https://www.shinsousui.com/shinsousui/place/post-98.html

3. 海洋深層水 深さ

「海洋深層水」は、海洋学の一般的な「深海」の定義を当てはめ、およそ水深200m以深の海水全体を“深海の海水”としてこのように呼ぶようになりました。
本来海洋学上の「深層水」とは、数千m以深の海水を指し、その資源性については問われていません。
これに対し、産業上の「深層水」は、水深200m以深の海水をまとめてこのように呼びます。
海の平均水深は3795mですから、この定義によれば海水のおよそ95%は海洋深層水ということになります。
海洋深層水については、1800年代にその低温性が冷媒資源として注目されるようになり、1900年代には利用が始められました。
しかし当時は適当な取水方法が見つかっていませんでした。
継続して海洋深層水の取水が行われるようになったのは、1970年代以降のことだそうです。
海洋深層水の資源性としては、低温、清浄、富栄養、さらには塩・金属類・清浄水なども注目されています。
海洋深層水は資源量が大きく、さらに再生循環型の資源であると言われます。
ただし、水深の浅いところでは季節などによって資源性が若干変動することがあります。
また、資源密度が高くないため、利用にあたっては工夫も必要になります。

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4. 海洋深層水 特徴

海洋深層水は、表層にある海水とは異なるいくつかの特徴があります。
まず、海洋深層水は表層水のように、産業排水や生活排水、河川の影響をほとんど受けません。
また、太陽の光が届かないため光合成が行われないため、植物プランクトンは増殖を止めてしまいます。
そのため海洋深層水は高い清浄性を保っています。
海洋深層水には、自然の恵みであるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルがバランスよく含まれていると言われています。
同時に、光合成に必要な窒素、リン、ケイ素、硝酸などの無機栄養類も豊富に残っています。
さらに海洋深層水は光の届かない深海にあるため、一年を通じて水温が低く安定していることも特徴です。
季節や気温などによる水質の変化もほとんどありません。
このように、表層水とは異なるさまざまな特徴を持つ海洋深層水は、さまざまな分野での活用に注目が集まっているのです。

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5. 海洋深層水 ミネラル

暑い日が続く夏は、夏バテなど体調不良が起こりやすいですよね。
このような体調不良は、汗と一緒に体内のミネラルが流れ出てしまうことによる、ミネラル不足が原因の一つになると言われています。
ミネラルは人体に必要な栄養素の一つですが、体内で合成することはできません。
ミネラルは食事などからバランスよく摂取することが大切だと言われています。
海洋深層水には、すべてのミネラルがバランスよく含まれています。
多量の汗をかいた後の水分補給には、飲み物の中に海洋深層水の原液を数滴垂らしてお飲みいただくのがおすすめです。
こうすることで失われた分のミネラルを素早く補給していただくことができます。
また、飲み物の味もやわらかくなると言われています。
海洋深層水は、水やお茶、ジュース、コーヒーなどさまざまな飲み物と相性抜群です。
ただし、お茶やコーヒーに入れる場合には、煮だす前ではなく、出来上がったところに海洋深層水を入れるようにしてください。
汗をたっぷりとかく夏。
夏バテをする前に、海洋深層水でしっかりとミネラルを補給しましょう!

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6. 海洋深層水 利用

最初に海洋深層水をくみ上げて利用したのは、1989年高知県室戸市でした。
その後富山県の氷見市沖や入善町沖合からの取水、水産への利用が始められたそうです。
さらに、海洋深層水に脱塩処理を施したものが、飲料水として利用されるようになりました。
また、化粧品としての利用のほか、富山県滑川市や高知県室戸市では海洋深層水を利用したタラソテラピー施設がつくられるなど、健康分野への利用も進められてきました。
ちょうどその頃には、当時の水産庁からの補助金制度もあり、全国各地に取水施設が建設されるようにもなりました。
それぞれの取水施設ごとの特色を生かし、水産業や医療、食品、温度差発電など、さまざまな分野での海洋深層水の研究・利活用が進められています。
海洋深層水は日本だけではなく、海外でも利用されています。
アメリカでは1981年からハワイでの取水が開始され、温度差発電の研究施設で活用されています。
日本で海洋深層水がブームになった影響を受けて、淡水利用や健康食品、アワビの養殖といった水産業にも活用されるようになったそうです。
深層水を取水しやすい海底地形を持つ台湾や韓国でも、飲料や化粧品などに海洋深層水が利用されるようになっています。

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7. 海洋深層水 味

今から数十年前までは、水が販売されるということはほとんどありませんでした。
しかしより安心でおいしい水を飲みたいという意識の高まりにより、ペットボトル入りの水が人気を集めるようになってきました。
現在では「名水」と呼ばれるようなさまざまな種類の水が販売されるようになっています。
その中の一つに、海洋深層水があります。
海洋深層水は基本的には海水ですから、塩分が含まれており、そのまま飲むことはできません。
飲料水にする場合には、脱塩処理が施されます。
脱塩した海洋深層水はまろやかな味わいが特徴だと言われています。
また、コーヒーやお茶を淹れるのに海洋深層水を使うと、素材本来の味を引き立たせるとも評判です。

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8. 海洋深層水 飲む

海洋深層水は、脱塩処理をほどこされたものがペットボトル入りの飲料水などとして販売されています。
海洋深層水には、その処理方法によって軟水から超硬水と呼ばれるようなものまでさまざまな硬度の製品があります。
硬度が高いほど飲み口はきつくなりますが、ミネラルは多く含まれていることになります。
普段ミネラルウォーターを飲んでいる方は、海洋深層水とミネラルウォーターの成分を比較してみてください。
特に発汗時は体内の水分と共にミネラルも失われていますから、硬度の高い海洋深層水でミネラルの補給もしていただくとよいと思います。
ただし、赤ちゃんのミルクをつくる際には硬度の高い水を使うとお腹が緩くなってしまうことがあります。
赤ちゃんやご高齢の方には、軟水の海洋深層水がおすすめです。
表層の水に比べて細菌数も少なく、大気汚染などの影響も受けにくい海洋深層水は、清浄性が高く安心してお飲みいただけます。

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9. 海洋深層水 食品

海洋深層水は、食品製造・加工においても活用されています。
海洋深層水を食品に利用するうえでは、にがり成分によって味がまろやかになる、発酵が促進される、ミネラルバランスがよいなどといった利点があると言われています。
海洋深層水の食品利用における効果については、さまざまな研究が進められています。
例えば清酒の仕込みに海洋深層水を使うと、酵母の増殖が活発になり、すっきりと香り高い清酒に仕上がると言われています。
また、醤油醸造においては、発酵が進んでコクが出る、塩カドが取れてまろやかになるなどといった効果が期待できます。
味噌醸造においては、大豆たんぱく質の分解が促進されるため、仕込みから熟成までの期間が3分の1になったそうです。
漬物では、通常よりも早く浸かり、味がまろやかになるという結果が出ました。
さらにパンの製造に海洋深層水を使うと、発酵が旺盛になり、ふっくらとしたパンに仕上がると言われています。
このほかにも、豆腐や干物、お菓子などさまざまな食品に海洋深層水が使われ、特産品として注目を集めるようになっています。

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参考:http://www.town.iwanai.hokkaido.jp/?page_id=5588

10. 海洋深層水 塩分

「海洋深層水って、飲んでも塩辛くないの?」と思っている方も多いかもしれません。
海洋深層水とは言っても海水ですから、そのままでは当然塩辛いです。
飲料水などの海洋深層水製品は、脱塩処理(塩分を取り除く処理)をして販売されています。
脱塩処理の方法の一つとして、RO(逆浸透)膜を使うというものがあります。
海洋深層水側に圧力をかけ、RO(逆浸透)膜でろ過すると、水分子だけが膜を通過し、塩分等はブロックされます。
こうして淡水と濃縮水とに分け、淡水を飲料水などとして利用するのです。

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参考:https://www.pref.kochi.lg.jp/shinsosui/qa/qa.html

11. 海洋深層水 塩

海洋深層水から取り出した「塩」も、注目を集めている製品の一つです。
中でも人気を集めているのが、昔ながらの製法でつくられた天日塩です。
例えば、富山県滑川市でつくられている「健好の塩」は、滑川沖、水深333mの深海から取水された海洋深層水を使ってつくられています。
取水施設でくみ上げられた海洋深層水を、太陽光と熱で水分を蒸発させるという方法で塩をつくります。
このような方法で塩をつくるのには、とても長い時間と手間がかかります。
太陽のエネルギーに任せて塩の結晶をつくるため、そこにはナトリウム以外にもマグネシウムなどのにがり成分が多く含まれるというのがこの塩の特徴です。
そのため、単に塩辛いだけではなく、甘みや苦みなどが含まれた豊かな味わいになるのです。

参考:https://www.city.namerikawa.toyama.jp/notice/4186.html

12. 海洋深層水 酒

海洋深層水を使った酒造りも進められています。
特に、酒どころとして知られる高知県では、海洋深層水を使ったさまざまなお酒が製造され、特産品として人気を集めるようになっています。
海洋深層水は清浄性が高いことで知られており、わらに日本酒の仕込みに使うことによって、酵母の発酵力が高まり、香りや味が引き立つということが言われてきました。
土佐鶴酒造から販売されている「吟醸酒 アジュール」は、なめらかな中にもキレがあり、爽快な後味が楽しめる新しいタイプの吟醸酒です。
2017年度全米日本酒歓評会、吟醸部門においてグランプリを受賞したことで注目を集めました。
海洋深層水のイメージにぴったりの美しい青色のボトルが印象的な、土佐を代表する新しいお酒です。
さらに麦焼酎や芋焼酎などの仕込みにも海洋深層水が使われるようになっています。
海洋深層水で仕込んだ焼酎は、麦や芋本来の風味が引き立ち、まろやかな味わいが楽しめるとして人気を集めています。

参考:http://www.pref.kochi.lg.jp/shinsosui/company/c_sake.html
   https://www.tosatsuru.jp/dow

13. 海洋深層水 化粧水

海洋深層水から脱塩した水は、化粧品の原料としても活用されています。
一般的な化粧品の原料である精製水と比べて、海洋深層水にはどのような特徴があるのでしょうか。
海洋深層水は、汚染物質の影響を受けにくい深海にあり、清浄性が高いことが特徴です。
化粧品だけではなく、食品にも使われている水であり、安全性が確保されています。
また、海洋深層水の成分はお母さんのお腹の中の羊水に近いと言われています。
そのため、肌への浸透がよいと言われているのです。
海洋深層水を脱塩した水は、お肌に近いpH値であり、肌本来の正常な状態に導いてくれる効果も期待されています。
化粧品は肌に使うものですから、実際に使用した感触というのも重要です。
海洋深層水を使用した化粧品は、べたつきが少なく、うるおいやしっとりとした感触があるなどという声が多く聞かれます。
海洋深層水は美しい肌作りに役立つ水として、今後ますます注目を集めていくかもしれません。

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参考:http://www.muse.ecweb.jp/dswater_02.html

14. 海洋深層水 タラソテラピー

「タラソテラピー」とは、ギリシャ語の「海(タラサ)」と「治療(テラピー)」を組み合わせた言葉。
海水が人体によい効果を及ぼすということは古くから経験的に知られていましたが、あるフランスの自転車競技のチャンピオンがタラソテラピーによって骨折を克服したことから社会的にも注目を集めるようになりました。
1961年にフランスで正式に「タラソテラピーとは、海水・海藻・海洋性気候の持つさまざまな特性を利用して病気の治療、予防、健康増進に役立てるものである。」との定義が生まれました。
日本ではこれを訳して、「海洋療法」と呼んでいます。
フランスでは100か所以上ものタラソテラピー施設が展開されていますが、日本でも三重県鳥羽市、富山県滑川市などに海洋深層水を利用したリラクゼーション施設が開設されるなど、徐々に注目を集めるようになってきています。
日本ではまだ医療としてのタラソテラピーの認知度は低く、健康増進を目的とした施設が中心になっています。
実際の内容としては、海水のプールやハイドロマッサージ、海藻パックなどさまざまな項目があります。

参考:http://www.dowas.net/water/yogo/16.html

15. 海洋深層水 漁業

海洋深層水は、漁業にも利用されています。
海洋深層水は、無機栄養塩類に富むこと、低温で安定していること、清浄性が高いことなどが特徴として挙げられます。
海洋深層水を利用することにより、マコンブやアオサ、小さな藻類等の培養がしやすくなります。
さらに小さな藻類を連続培養することで、カキやアワビなどの飼育も可能になります。
魚介類の飼育においても、海洋深層水は水温を調整しやすい、水量が豊富であるといった特性があります。
そのため通常に比べて早い成長が期待できるのです。
高知県海洋深層水研究所では、トラフグ、メダイ、キンメダイ等の飼育・成熟試験を行い、海洋深層水の漁業分野での利用価値について研究を進めています。
さらに今注目されているのが、海洋深層水による漁場の肥沃化です。
利用した深層水は研究所前の海に戻していますが、周辺が磯焼け状態であるのに対し、この辺りは海藻が生い茂り、ウニなどの生物も多く見られるのです。
このことから、深層水による沿岸地域の肥沃化、さらには安定的な藻場の造成、漁場の生産性の向上についても期待が集まっています。

参考:http://www.pref.kochi.lg.jp/shinsosui/use/use.html

16. 海洋深層水 農業

ミネラルが豊富で、低温安定性を持つ海洋深層水は、農業にも利用されるようになっています。
海洋深層水のミネラルを濃縮したものを肥料として与えたトマトは、糖度が高く、色もよかったと評判だったそうです。
直接農産物に使用するだけではなく、栽培施設の冷房源としても、海洋深層水は役立てられています。
ハワイや沖縄でも、海洋深層水を利用することによりこれまでは栽培できなかったイチゴやアスパラ、レタスなどの温帯性の野菜の栽培が可能になっています。
エネルギー利用の面から見て、コストを抑えられるというのも海洋深層水の大きなメリットです。
さらに椎茸やエノキなどの菌床栽培、カイワレ大根の栽培にも海洋深層水が使われるようになっています。
脱塩処理をほどこした海洋深層水で育てたカイワレ大根は、茎がしっかりとしており、食感がシャキシャキしているとしてとても好評だったそうです。
海洋深層水の農業分野への応用は、今後ますます広がっていくかもしれません。

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参考:https://www.shinsousui.com/shinsousui/practical-use/nougyou.html

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参考:

ディープシーショップ
深層水ってすごい!!【海洋深層水研究会】
海洋深層水利用学会
海洋深層水の特徴|室戸海洋深層水アクアファーム
その34 海洋深層水でミネラルを補給し盛夏をのりきろう!|入善町
海洋深層水とその利用|海洋生物環境研究所
海洋深層水|水の話|フジグリーン株式会社
深層水の効果事例|岩内町
室戸海洋深層水|高知県工業振興課 海洋深層水推進室
海洋深層水天日塩の販売について|滑川市
酒類|高知県庁ホームページ
室戸海洋深層水|土佐鶴オンラインショップ
化粧品原料としての海洋深層水|株式会社ミューズ

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