赤ちゃんの便秘の原因と5つの解消法

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赤ちゃんの便秘は、お母さんにとっての心配事の一つですよね。

赤ちゃんの便秘に正しく対処するためには、便秘についての知識を持つことが大切です。
そもそも赤ちゃんの便秘ってどんな状態?
その原因は?
解消するにはどうしたらよい?
どんなときに病院に連れて行くべき?

気になる赤ちゃんの便秘についての知識をまとめました。

<目次>

赤ちゃんの便秘とは?
 便秘の定義
 便秘を判断する目安
赤ちゃんの便秘の原因
 食事
 運動不足
 ストレス
 器質性便秘
赤ちゃんの便秘解消法
 食事
 運動
 生活リズム
 綿棒浣腸
 病院へ行く場合
まとめ

赤ちゃんの便秘ってどんなもの?

 便秘の定義とは

そもそも、赤ちゃんの便秘とはどのような状態を指すのでしょうか。

便秘の目安としては、「3日以上便が出ない状態」などと言われることがあります。
しかし排便のリズムには個人差があり、毎日排便があるという人もいれば、3日に1回の排便でも問題がないという人もいます。
ですから一概に「〇日出なければ便秘」と定義するのは難しいのです。

大事なことは、排便に不調が生じていないか、またそれによって体調不良などが生じていないかということです。
3日間便が出ないことがあっても、特に違和感がなく、その後通常の排便リズムに戻るようなら心配はありません。
逆に1日1回排便があっても、残便感がある、硬くて排便しづらいなどの異常がある場合には、便秘と言えます。

特に赤ちゃんは大人に比べて腸が未発達なため、ちょっとしたことで便の様子が変わってしまうことも多いと言われます。
便が2~3日出ないからと言ってすぐに慌ててしまうのではなく、普段の様子と比較して冷静に判断するようにしましょう。

⇒便秘解消のために知っておきたい、正しい排便のメカニズムとは!? 詳しくはこちら
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便秘を判断する目安

とは言え、赤ちゃんは自分の体調の異変を言葉で伝えることができませんから、排便の変化や体調を見て、心配な便秘かそうでないかを周りが判断しなければなりません。
赤ちゃんが便秘かどうかを判断するポイントには、以下のようなものがあります。

・うんちの様子が普段と違う

排便の回数だけではなく、うんちの様子の変化も便秘かどうかを判断する大切な目安となります。
便の量がいつもと比べて少ない場合には、腸内に便が残ってしまっているのかもしれません。
大人の場合もそうですが、うさぎの糞のように硬くてコロコロした便は便秘の特徴。
細長い便や、逆に太くて短い便が出る場合にも、何らかの排便異常が生じている可能性があります。

・機嫌が悪い

排便回数やうんちの変化と共に赤ちゃんのご機嫌が悪くなった場合には、便秘による体調不良を感じていることが考えられます。
苦しそうにしている、一日中ぐずっているなど、いつもと明らかに様子が違う場合には注意が必要です。
逆に排便がなくてもご機嫌がよい場合には大きな心配はいりません。

・食欲がない

便がお腹の中に溜まっていると、お腹が張って食欲が湧かなくなることもあります。
排便回数の減少に伴って食欲の減退が見られる場合には、便秘を疑って対処するようにしましょう。
排便回数が少なくても食欲があるようであれば、食事内容を工夫してしばらく様子を見てもよいと思います。

・お腹がカチカチに張っている

腸内に便やガスが溜まっているときには、外から触ってみてもお腹がカチカチに張っているのがわかることがあります。
その場合には、お腹を優しくマッサージしてあげるのも効果的です。

・肛門が切れる

便秘のときには、水分を失って便が硬くなるため、排便時に肛門が切れることがあります。
血が出たり、赤ちゃんが痛がって泣いたりする場合には要注意です。

参考:
「赤ちゃん&子育てインフォ 便秘編」公益財団法人母子衛生研究会
https://www.mcfh.or.jp/jouhou/unchi/benpi.html

赤ちゃんの便秘の原因

赤ちゃんの便秘の主な原因としては、次のようなものが挙げられます。

食事

大人の便秘同様、赤ちゃんの便秘の大きな原因と言われるのが、食事です。
赤ちゃんの成長段階によって、次のような点に注意が必要です。

・生後0~5ヶ月頃の赤ちゃんの便秘原因

生後間もない赤ちゃんの場合、食事は母乳やミルクのみですから、そこに便秘の原因が潜んでいると考えられます。
まず考えるのが、母乳やミルクの量の不足です。
排便回数の変化と合わせて体重の増加が少ない、授乳間隔が短いなどといったことが当てはまる場合には、ミルクの量を増やしてみてもよいかもしれません。
粉ミルクの場合には、銘柄を変えたことによって一時的に排便回数が減ったり、うんちの様子が変わったりすることがあります。
母乳で育てている場合、お母さんの食事内容や体調の変化によって母乳の質が変わり、赤ちゃんが便秘になることがあると言われています。

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・離乳食期の赤ちゃんの便秘原因

生後5、6ヶ月頃になり、離乳食をスタートすると、赤ちゃんが便秘になることが増えてきます。
赤ちゃんは大人に比べて消化機能が未発達なため、初めての食材を口にしたときなどは便秘になってしまいやすいのです。
また、消化しやすい(便の材料になりにくい)ものを多く食べることも原因として考えられます。
離乳食を始めると、母乳やミルクを飲む量が減るため、水分不足による便秘にも注意しなければなりません。
ただし離乳食を始めたり、メニューを変えたりしたタイミングで一時的に便秘になることはよくあることです。
赤ちゃんのご機嫌がよく食欲もある場合には、あまり神経質にならず、内容や量に気を付けながら離乳食を進めていくことも大切です。

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・1歳過ぎの赤ちゃんの便秘原因

1歳を過ぎると、少しずつ食べられるものも増えてきて、大人の食事に近い食事もできるようになってきます。
その一方で、食生活の乱れなどが原因となる便秘も増えてきますので、注意が必要です。
好き嫌いなども出てきやすい時期ですが、野菜や豆類、乳製品などさまざまな食材をバランスよく組み合わせるように心がけましょう。
母乳やミルクを卒業したら、水分不足にも気を付けるようにしてください。

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運動不足

赤ちゃんの便秘の原因としては運動不足も挙げられます。
運動が不足すると腸の蠕動運動も停滞気味になり、便を押し出す力が弱くなってしまうのです。
特に月齢の小さい赤ちゃんは自分で体を動かすことができず、仰向けの姿勢で寝ているだけのことも多いので、腸が刺激されずに便秘になりやすいと言われています。

また赤ちゃんは大人に比べて腹筋が未発達なため、上手に“いきむ”ことができません。
そのため何らかの原因で便が硬くなると、排便することができずにすぐに便秘になってしまうのです。

さらに運動不足は食欲の低下や睡眠時間の乱れなどを招きやすいことから便秘につながるという面も指摘されています。

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ストレス

赤ちゃんの便秘は、ストレスが原因となっている場合も多くあります。

大人でもそうですが、生活リズムが変わったり、旅行などで環境が変わったりすると、便秘になってしまうことがありますよね。
これは、排便機能を司っている自律神経のバランスが乱れやすくなることが原因と考えられています。
トイレトレーニングを始めた赤ちゃんの場合、「失敗したら怒られる…」といったストレスからうんちが出にくくなってしまうこともあると言われています。

また、便が硬くなって排便の際に肛門が切れるなどすると、その痛みが恐怖となってさらに便が出しにくくなり、便秘が悪化するという悪循環に陥ってしまうこともあります。
こうした場合には、病院を受診するなどして早めに対処してあげることが必要になります。

器質性便秘

上記のように、排便機能に何らかのトラブルが生じて起こる便秘を「機能性便秘」言います。
一方、腸管や胃、肛門の異常などといった器官の性質が原因となって起こるのが「器質性便秘」です。
先天性のものとしては、ヒルシュスプルング(腸の神経細胞が生まれつきない状態)などがあります。
機能性便秘は通常一過性のものですが、器質性便秘は慢性的に起こりやすいが特徴です。
食事や運動などを工夫していても赤ちゃんの頃から度々便秘になってしまうといった場合には、一度病院を受診してみるとよいかもしれません。
また、便秘以外に激しい腹痛や嘔吐、激しく泣く、便に血が混じるなどの症状がある場合には、腸重責症(腸の中に腸が潜り込んでしまう病気)などの可能性もありますので、すぐに診てもらうようにしてください。

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赤ちゃんの便秘解消法

もしも赤ちゃんが便秘になってしまったら、一刻も早く解消してあげたいですよね。
「どんなふうに対処したらいい?」「病院へ行くべき?」と悩むお母さんも多いと思います。

赤ちゃんの便秘には食事や運動といった生活習慣が関係していることがほとんどですから、原因を見極め、適切に対処してあげることで、比較的簡単に解消することも多いのです。
でも赤ちゃんの様子よってはすぐに病院を受診した方がよい場合もあります。

ここでは、赤ちゃんの便秘の解消法・対処法をいくつか見ていきます。

食事

赤ちゃんの便秘解消のためにまず見直していただきたいのが、食事です。

先にも述べたように、離乳食前の赤ちゃんの便秘には母乳やミルクの不足が考えられます。
体重の増加具合などから量が足りているかどうかを判断し、必要に応じてミルクの量を足すようにしましょう。
母乳で育てている場合には、お母さん自身の食生活や生活リズムを見直し、質のよい母乳を飲ませてあげられるようにしたいですね。

離乳食期の赤ちゃんが便秘になってしまったときは、食事内容を工夫してみましょう。
いも類や豆類など、食物繊維の含まれた食品には便のカサを増し腸の運動を刺激する効果があると言われています。
整腸作用があると言われるヨーグルトやリンゴなどは離乳食にも使いやすく、おすすめの食材です。

また、水分をしっかりと取ることも便通を整えるためには大切です。
特に赤ちゃんは代謝が活発で水分不足に陥りやすいので、意識的に水分を補給させてあげるようにしましょう。

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運動・マッサージ

お腹のマッサージは、比較的即効性のある赤ちゃんの便秘解消法の一つ。
おへそを中心にして「の」の字にマッサージしてあげると腸が刺激されて便が出やすくなると言われています。
手のひらを使って少し強めに押してあげると効果的です。

赤ちゃんはまだ一人で上手に運動ができませんが、お父さんやお母さんが体を動かしてあげることで、楽しいコミュニケーションの時間にもなります。
ねんねの時期の赤ちゃんの場合、ペダルをこぐような形に足を動かしてあげることで腸の蠕動運動も促進されます。
無理のない範囲で腹ばいにさせてあげるのもおすすめです。
寝返りやハイハイができるようになったら、広いスペースを作って十分に身体を動かせるようにしてあげましょう。
一人歩きができる頃には、お散歩や外遊びも楽しめるようになります。
日中体をいっぱい動かすことで食事の量も増え、排便のリズムも整いやすくなると言われています。

生活リズム

便秘解消のために大切なことは、生活リズムを整えることです。

明るくなったら起きて暗くなったら眠るという規則正しい生活を送ることで、自律神経のバランスも良くなり、スムーズな排便につながります。
また毎日決まった時間にトイレに行く習慣を付けることも大切です。
特におすすめなのは朝食後のトイレタイムを作ること。
朝、胃が空っぽの状態で食べ物を取ることで胃・腸反射(胃に食べ物が入ると信号が送られ、腸が動き出す)が強く起こり、排便が促されると言われているのです。
朝早く起きるなどして、ゆったりとトイレタイムが取れるように習慣付けておくと、大きくなってからも役立ちます。

綿棒浣腸

赤ちゃんの便秘を一刻も早く解消してあげたい…というときの方法としては、綿棒浣腸もあります。
綿棒を使って刺激することで、排便を促すという方法です。

綿棒浣腸に使う綿棒は、赤ちゃん用の綿棒ではなく、大人用のものを選びます。
先端にベビーオイルなどを染みこませ、赤ちゃんの肛門に入れてゆっくりと動かします。
急な排便に備えてお尻の下に新聞紙などを敷いておくと良いでしょう。

綿棒浣腸は即効性のある対処法ですが、あまりやり過ぎるとクセになり、浣腸をしないと排便できないようになってしまうこともあります。
ですから食事の見直しやマッサージなどその他の対処法と合わせて上手に行っていくようにしましょう。

病院行く場合

「便秘で病院に行ってもいいの?」と悩んでしまうお母さんも多いと思いますが、赤ちゃんの便秘を長期化・習慣化させないためにも、必要に応じて病院を受診するようにしましょう。
病院を受診した方がよい場合として、次のようなケースが挙げられます。

・便が出ず、一日中ぐずっている
・お腹が張って苦しそう、食欲がない
・食べても嘔吐してしまう
・肛門が切れ、排便の際に痛がる

これら以外にも、お母さんが「様子が変だな」と思うようなときには病院を受診した方が安心です。
受診の際には、日頃の排便回数と便の出ていない期間、便の様子、母乳やミルク、食事の量、最近の環境の変化など、診断の際に目安になりそうな点をまとめておくとよいでしょう。

まとめ

それでは最後に、赤ちゃんの便秘の定義、原因や解消法をまとめておきます。

・赤ちゃんの便秘は排便の頻度で定義できるものではなく、普段の便との違いや体調などを見て判断する
・原因には、食事、運動不足、ストレスのほか、器質的なものが関係していることもある
・赤ちゃんの便秘解消には、食事や運動、生活リズムや環境などを見直すことが大切
・便秘による体調不良が生じた際には、病院を受診する

参考文献:

 赤ちゃん&子育てインフォ|公益財団法人母子衛生研究会 http://www.mcfh.or.jp/
「便秘と食事」e-ヘルスネット 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-010.html

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