便秘解消のために知っておきたい、正しい排便のメカニズムとは!?

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生活習慣病便秘に悩んでいる方、多いですよね。
様々な体の不調を引き起こすのはもちろんのこと、
精神的にも大きな負担を及ぼすもの。

きちんと便を出すことは、私たちが心身ともに健やかに
過ごすために欠かせないことです。

では、そもそも正しい排便って
一体どんなものなのでしょうか?
私たちが口にした食べ物は、どのようにして消化・吸収され、
便として排出されていくのでしょうか?

便秘を予防・解消するためにも、正しい排便のメカニズムを知っておくことが大切です。
ここでは、排便の意味やその仕組みについて詳しくみていきます。

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目次

(1)排便とは
(2)排便のメカニズム
(3)排便と反射
(4)まとめ

(1)排便とは

排便というのは文字通り、便(大便)を出すこと。

「便=食べ物のカス」と思っている方も多いかもしれませんが、
便にはそのほかにも水分や腸内細菌、毒素なども含まれ、70%ほどが水分です。
食べ物のカスは10%程度と、それほど多くを占めていません。
また便が茶褐色をしているのは、消化の過程で胆汁などの分泌液が混ざるためとされています。

便は私たちの体の状態を計るバロメーター。
食生活はもちろんのこと、水分補給、また運動やストレスなども
便の出方に大きく影響を与えることになります。

排便というと、汚いとか恥ずかしいといったイメージが付きものですが、
私たちが心身ともに健康に過ごすために欠かせないもの。
また便の状態をきちんとチェックすることで、自分の生活を見直す機会にもなるのです。

ちなみに、理想の便とは一般的に次のようなものだと言われています。

形:バナナ形
色:茶褐色
量:1回200g程度
出方:便意を感じたときにスムーズに出る

便が軟らかいまたは硬い、少ない、赤や黒い色をしているなどといった場合には、
排便のメカニズムや体調に何らかの不調が生じている場合もあります。
毎日の排便で、自分の体の状態をチェックしてみませんか?

(2)排便のメカニズム

では、食べ物は私たちの体でどのように消化され、また排便されていくのでしょうか?
各器官の役割とともに、消化・排便の流れをみていきたいと思います。

①口

口に入った食べ物はまず歯で細かく砕かれ、
唾液と混ぜ合わされることで、消化しやすい形になります。

②胃

胃では蠕動運動と胃液の分泌によって、食べ物をドロドロの粥状にします。

③十二指腸

十二指腸では、腸液や、膵臓から送られる膵液によって本格的な消化が行われます。
また胆のうから送られる胆汁に含まれる成分が便を褐色にすると言われています。

④小腸

空腸と回腸を合わせた長さ5~6メートルの小腸部分では、主に栄養素の吸収が行われ、
残りを大腸へ送ります。

⑤大腸・結腸

小腸から送られてきたもののうち約9割を占めるとされる水分がここで吸収され、
残りが便として形成されていきます。
そして腸内で“くびれ”を移動させる「蠕動運動」と、
同じ場所を伸縮させる「分節運動」を起こすことによって、便を直腸へと運びます。

⑥大腸・直腸

直腸とは、肛門とつながった大腸の末端20センチほどの部分。
ここに便が到達すると直腸壁が伸び、直腸が便を出しやすい形になると同時に、
脳に信号が送られ便意を感じさせます。

⑦肛門

肛門には、自分の意思では動かすことのできない内肛門括約筋と、
自分の意思で締めたり緩めたりできる外肛門括約筋とがあります。
便意を感じた段階で内肛門括約筋は緩みますが、外肛門括約筋は締まった状態になっており、
便を出そうといきむことによって、両方の括約筋が緩んで便が外に出されます。

このように、消化と排便には様々な器官が関わっています。
「便秘=腸のトラブル」と思われがちですが、実は胃や十二指腸などそのほかの器官のトラブルが
便秘の原因になっている場合もあります。

最近歯が痛くてものがうまく噛めない…
何となく胃の調子が悪い…

便秘のほかにも思い当たる症状がある方は、それらも合わせて調べてもらうことが大切です。

(3)排便と反射の仕組み

排便においては、欠かすことのできない2つの「反射」があります。

①胃・大腸反射

まず、私たちの胃に食べ物が入った段階で、
脳から信号が送られることによって腸が蠕動運動を始めます。
これが「胃・大腸反射」。
これによって食べ物のカスや腸内細菌などといったものが便として形成され、
直腸に向けて運ばれていくのです。

この反射は胃が空っぽのときほど強く起こりやすいとされています。
朝食後に排便が起こりやすいのもこのためです。
ですから朝ご飯を抜きがちという方は、胃・大腸反射からの排便のタイミングを逃してしまい、
便秘になりやすいと言われています。

②排便反射

胃・大腸反射が起き、腸内に溜まったものが直腸に送られます。
すると脳に信号が送られ、私たちの意思とは関係なく「排便したい」という感覚が
もたらされることになります。
同時に肛門を締めている括約筋が緩み、排便しやすい態勢が整います。
これが「排便反射」の仕組みです。

このとき、せっかくサインが送られているにも関わらず排便を行わないでいると、
直腸に便が滞留する「直腸性便秘」になりやすくなります。
便意を感じたのに、外出先であったために排便を我慢してしまった…
排便したくなったのに、時間がなくて我慢してしまった…
このような方は直腸性便秘になりやすく、注意が必要です。

またこのような「反射」には、自律神経のうち、
リラックスしているときに強く作用する副交感神経が 大きく関係していると言われています。
食事をしてリラックスしているときや、帰宅して落ち着いたときなどに排便が起こりやすいのも、
この副交感神経の働きと言われています。
スムーズな排便のためには、1日のうちでリラックスして排便を行える時間を作ることが大切です。

(4)まとめ

では最後に、排便とはどんなもので、どのように行われているのかについてまとめます。

・便は食べ物のカスのほか、大半を占める水分、腸内細菌などでできている
・便の形や色、また排便の様子などによって、体の状態がわかることも多い
・口、胃、十二指腸、小腸、大腸でそれぞれ消化や吸収が行われ、残りが便として形成されていく
・胃にものが入ると腸が運動を始める「胃・大腸反射」、
直腸に便が到達すると便意を感じる「排便反射」とがある

・排便には、自律神経のうち副交感神経が大きく関係している

意外と奥が深い、排便。
正しい排便を知ることで、便秘の予防・解消につなげたいですね!

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参考文献:

便秘解消サイト 便秘.jp
⇒  http://www.bempi.jp/benpitowa/benpitowa.htm
帝人ファーマ(株) 「便秘ってなぁに?」
⇒  http://www.teijin-pharma.co.jp/benpi/index.html
イチジク製薬株式会社 「便秘について」
⇒  http://www.ichijiku.co.jp/constipation/index.html

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