便秘に悩んでいるという方、多いですよね。
ところで、「便秘って何?」と聞かれたら、
皆さんはどう答えますか?
「便秘」の定義ってあるのでしょうか?
便秘かどうかを判断するのは、意外と難しいもの。
便秘がちだと思っていた人がそれほど深刻ではなかったり、
何の問題もないと思っていた人が実は隠れ便秘だったりと
いったこともあるのです。
便秘について知ることは、毎日の排便をスムーズにするためにも大切なこと。
そこでまずは、「便秘ってどんなもの?」というところから見ておきたいと思います。
⇒便秘解消に水が役立つ!? 便秘の種類・原因・解消法8項目 詳しくはこちら
目次
「便秘」の定義
便秘を判断する6つのポイント
まとめ
※ おいしい水と健康生活.com サイトマップ
2019年11月21日更新
「便秘」の定義
「便秘」という言葉はよく使われますが、一体その定義は何なのでしょうか?
毎日排便がない状態?
3日間続けて出ない状態?
便秘の定義というのは、このように便の出ない日数によって定義されるものではありません。
排便の頻度というのは人それぞれ。
毎日便を出るのが当たり前の人もいれば、3日に1回というのが当たり前という人もいます。
ですから一概に「○日便が出なければ便秘」という基準を設けることは難しいのです。
大切なことは、その人にとっての排便のリズムが狂っていないかということ。
また排便の際に何らかの困難が生じていないかということも基準の一つになります。
⇒便秘解消のために知っておきたい、正しい排便のメカニズムとは!? 詳しくはこちら
便秘を判断する6つのポイント
便秘かどうかを判断する際のポイントとしては、以下の6つが挙げられます。
・排便のない期間が普段に比べて長いか、その期間はどのくらいか
先にも述べたように排便リズムというのは人によって異なりますから、
便秘かどうかを判断するためには自分自身の普段のリズムと比較することが大切です。
毎日排便があった人が急に3日間も排便がない場合には、便秘と言えるかもしれません。
・便の量が普段に比べて減少しているか、その量はどれくらいか
排便があっても、普段に比べて著しく便の量が減少しているようなときには、
腸内に便が溜まっている可能性があります。
・便の硬さや形が普段と比べて変化しているか
便秘の場合の便は水分を失って硬くなります。
ウサギの糞のようなコロコロ便、短くて太い塊便などは、便秘のときの特徴的な便の形になります。
⇒便秘解消に役立つ4つの方法(食べ物・運動・水分・薬) 詳しくはこちら
⇒水分不足が便秘を招く! その3つの理由 詳しくはこちら
・排便の困難さがあるか
便秘になると、排便の際に肛門に痛みを感じる、排便したい感覚はあるのに便が出ないなど、
排便の困難さも生じることがあります。
・残便感や腹部の張りといった異常はあるか
排便をしても残便感を感じる場合は、腸や肛門に便が残っている可能性があります。
また、便秘になると腸内でガスが発生してお腹の張りを感じることが多くなります。
・口腔からの便臭はあるか
腸内に便が留まった状態が続くと、
便から発生したガスが逆流して口臭となって現れることもあります。
まとめ
それでは最後に、便秘とは何かということについてまとめておきたいと思います。
・便秘は便の出ない日数によってではなく、排便リズムの乱れやトラブルによって決められる
・便秘かどうかを判断するためには、排便のない期間、便の量、便の硬さや形を
普段と比較してみると良い
・排便の困難、残便感やお腹の張り、口臭などがある場合にも、便秘が疑われる
参考文献:
便秘解消サイト 便秘.jp
⇒ http://www.bempi.jp/benpitowa/benpitowa.htm
帝人ファーマ(株) 「便秘ってなぁに?」
⇒ http://www.teijin-pharma.co.jp/benpi/index.html
イチジク製薬株式会社 「便秘について」
⇒ http://www.ichijiku.co.jp/constipation/index.html