肥満って何? ダイエットを始める前に知っておきたい、肥満に関する8つの基礎知識

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肥満を気にしてダイエットをしているという方、多いですよね。ダイエット
でも、そもそも「肥満」ってどんなものか
きちんと知っている方は少ないのではないでしょうか?

まずは「肥満って一体何?」ということを知ることが、
自分の体の状態を理解し、正しくダイエットを行うためにも
必要なこと。
そこでここでは、肥満とは一体どんな状態で、
その原因は何なのか、さらにはどんな危険性があるのかといった基本的な知識を見ていきたいと思います。

目次

(1)肥満とは
1-1診断方法
1-2内臓脂肪型と皮下脂肪型
(2)肥満の原因
2-1食事
2-2運動不足
2-3基礎代謝量
2-4遺伝
(3)肥満の影響
3-1生活習慣病
3-2その他の影響
(4)肥満とは・まとめ

(1)肥満とは

肥満とは、単に体重が重い状態ではありません。
肥満は、「体の脂肪が過剰に蓄積した状態」を言います。

スポーツ選手などで体重が多い方でも筋肉の割合が多ければこれにあてはまりませんし、
反対に体重自体は多くなくても、脂肪の割合が大きければ肥満という可能性も出てきます。

1-1肥満の診断方法

では、肥満かどうかの診断は一体どのように行うのでしょうか?
ここでは主に用いられる2つの方法を見ておきたいと思います。

①BMI

肥満かどうかを診断する方法の一つに、BMIがあります。
BMIとはBody Mass Index(ボディマス指数)のことで、
体重と身長から体格を判定する基準として世界各国で用いられています。

具体的には、
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

日本肥満学会によると、BMIが22というのがもっとも生活習慣病にかかりにくいと言われる
理想的な値であり、25を超えると肥満ということになります。
さらに細かい分類としては次のようになります。

 低体重(やせ)  18.5未満
 普通体重  18.5以上25未満
 肥満(1度)  25以上30未満
 肥満(2度)  30以上35未満
 肥満(3度)  35以上40未満
 肥満(4度)  40以上

②体脂肪率

もう一つの診断方法は、体脂肪率を測定するというものです。
これによって、実際に自分の体の脂肪の割合がどのくらいかを知ることができます。

体脂肪率が男性で25%、女性で30%を上回ると肥満ということになります。

体脂肪率を測定することができる体重計なども登場していますが、
より正確に体脂肪を測定するためには、CTやMRIなどといった大掛かりな検査が必要になります。

1-2内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満

肥満は、その脂肪の付き方によって内臓脂肪型と皮下脂肪型の2種類に分けることができます。

①内臓脂肪型肥満

内臓の周りに脂肪が多く付いているタイプで、
「上半身型」あるいは「リンゴ型」などとも呼ばれます。
比較的中年以降の男性に多いと言われているタイプの肥満です。
近年よく聞かれる「メタボ」もこちらのタイプに属しており、
様々な生活習慣病の要因としても危険視されています。

②皮下脂肪型肥満

皮下組織に脂肪が溜まるタイプで、「下半身型」あるいは「洋ナシ型」とも呼ばれます。
主に女性に多いと言われ、直接生活習慣病に関わることは少ないものの、
乳がんや子宮がん、月経異常などの女性特有の病気を引き起こすこともあります。

皮下脂肪型肥満の場合には見た目にも現れやすいのですが、
内臓脂肪型肥満は見た目だけでは判断しにくく、
自覚症状にも乏しいため特に気を付ける必要があります。
内臓脂肪型肥満かどうかを正確に判断するためには、腹部CTやMRIなどが必要です。
これによって内臓脂肪面積が100平方センチメートルを超えているということになれば、
内臓脂肪型肥満が強く疑われます。
ただしCTというと大がかりなものになりますので、その値をウエストに換算して、
男性なら85センチ女性なら90センチ以上だとその可能性が高いということにしています。

またもう一つの判断材料として、WHR(ウエスト・ヒップ比)というものがあります。
ウエスト÷ヒップの値が男性で1.0、女性で0.8以上の場合には、
内臓脂肪型肥満の可能性が高いです。

(2)肥満の原因

では、そもそもどうして肥満になってしまうのでしょうか?
「食べ過ぎ=肥満」と思っている方も多いかもしれませんが、
それ以外にも様々な要因が関係している場合があるのです。

2-1食事

肥満を引き起こす最大の原因は、やはり食事です。
食事からの摂取エネルギー>生活の中で使われる消費エネルギーとなった場合、
余った分が脂肪として蓄えられることになります。
ですから、太りやすくなるというわけです。

摂取エネルギーが多くなる理由としては、次のようなものが挙げられます。

①過食

食べる量が多ければそれだけ摂取エネルギーは多くなり、脂肪が増えやすくなります
単に食べる量が多いというだけではなく、
高カロリー食品や動物性脂肪の多い食品、ファーストフードやインスタント食品なども要注意です。
さらに お酒ジュースやお菓子など、間食を摂ることが多い人も注意が必要です。

②不規則な食事

単に食べる量や内容の問題ではなく、食べ方というのも重要です。
例えば朝忙しくて朝食を抜いてしまうという人もいますが、これはよくありません。
食事回数を減らすと、食べる量が増加しやすいほか、
少ない食事回数でより栄養を吸収しようとするため、
脂肪も多く作られることになると言われています。

2-2運動不足

食事によって摂取エネルギーが増えれば当然肥満になりやすいわけですが、
一方で消費エネルギーの減少というのも肥満を引き起こしやすくなります。
その最大の要因が、運動不足です。

運動不足というと、サッカーや水泳、ジョギングなどといったス
ポーツをしていない状態を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、
必ずしもこれらをしないと太るというわけではありません。

むしろ、以下のような行動パターンが慢性的な運動不足を引き起こしていることが
指摘されています。
・電車やタクシーなどの交通機関の発達によって、歩く機会が少なくなった
・パソコンやテレビ、ゲームなどの普及によって、長時間座っていることが増えた
・通販の利用によって買い物に出かける機会が減った  など

消費エネルギーを増やすためには、いきなり激しい運動を行うのではなく、
まずは毎日の生活パターンを見直して体を動かす機会を少しでも増やすことが大事。
その上で、無理なくできる運動を取り入れるなどして、健康的な体を目指すようにしましょう。

2-3基礎代謝量

運動不足が引き起こす問題としては、基礎代謝量の低下も挙げることができます。
同じように食べていても太りやすい人と太りにくい人がいますが、
ここには基礎代謝量の違いが関係している場合が多いです。

基礎代謝量というのは、私たちが生命を維持するために必要最低限のエネルギーのこと。
何もしないでただ横になっていても、呼吸をしたり、内臓が機能したりして
このエネルギーが使われています。

食事の量が同じであっても、
この基礎代謝量が大きい人は消費エネルギーが多くなるため太りにくく、
小さい人はエネルギーが少ししか消費されず太りやすくなってしまうというわけです。

基礎代謝量には年齢や性別による差がありますが、
慢性的な運動不足の人は基礎代謝量が低下しやすいと言われており、肥満の原因になります。

2-4遺伝

肥満には、遺伝も関係しているのではないかということも一部では言われています。
家系的に太っている人が多かったり、太りやすかったりということは実際にありますよね。

私たちの体は遺伝子によって決定づけられており、
そこに肥満を起こしやすい何らかの要因が隠れていることも考えられます。
一方で遺伝子的な要因ではなく、同じような食生活や行動パターンが
肥満を引き起こしているというケースもあります。

太りやすい家系だからと言って、
「遺伝だから仕方がない」で済ませるのではなく、
自分たちの行動の中にその要因がないかどうか確認することは必要かもしれませんね。

(3)肥満の影響

肥満は、ただ体型が気になるなどといった問題にとどまらず、
私たちの健康に様々な影響を与えることが危惧されています。
では、実際にはどのような問題があるのでしょうか?

3-1肥満と生活習慣病

肥満(特に内臓脂肪型)は、多くの生活習慣病を引き起こす要因として挙げられています。

・糖尿病

脂肪が増加するとインスリンの働きが低下することがわかっており、糖尿病のリスクが高まります。
BMIが27になると発症リスクが2倍になるとも言われており、危険性の高さがうかがえます。

・高脂血症(脂質異常症)

体の脂肪が増加すれば血液中の脂肪やコレステロールも多くなり、
「高中性脂肪血症」「高コレステロール血症」のリスクが高まります。

・高血圧

肥満になると血液量が増えるため、それを押し出すために余計な力が必要となるほか、
食事量の増加が塩分摂取量の増加も招き、高血圧につながりやすいと言われています。
またインスリンの働きが弱くなることで高インスリン血症となり、
これがナトリウムを貯蔵させるとも言われています。

・がん

大腸がんや食道がん、前立腺がん、乳がんなどの発症にも肥満が大きな要因となっていることが、
世界各国の共通の認識となっています。
これは、脂肪が増えることにより 悪玉コレステロールが増加し、
毒性の高い過酸化脂質が生じることが 原因の一つと言われています。

・動脈硬化

血管の内側にコレステロールなどが蓄積し、血管が硬くなることで血液が流れにくくなる状態。
脳梗塞虚血性心疾患などを引き起こす最大の要因と言われています。

肥満は日本人の三大死因に挙げられているがん心臓病脳卒中に、
直接的あるいは間接的に関わっており、命も脅かす危険なものであることがわかります。

3-2その他の影響

そのほかにも、肥満と関わりが深いとして次のようなものが挙げられています。

・睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に何度か呼吸が止まってしまう病気。
筋肉が緩んで気道を狭くするのが原因とされており、
首に脂肪が付いている人は注意が必要となります。

・関節痛

体重が多くなれば当然それだけ骨や関節に負担がかかることになり、
膝や肩、股間などの関節痛が起こりやすくなります。

・月経異常

特に皮下脂肪型肥満の女性に多いもので、
ホルモンの異常によって月経異常のほか体の不調が現れることが多くあります。

そのほかにも肥満は運動不足をさらに加速させたり、内臓機能を低下させたりと、
様々な健康障害の引き金になることが知られています。

(4)肥満とは・まとめ

では最後に、肥満とは一体どんなものなのかまとめておきたいと思います。

・肥満とは、体の脂肪の割合が多い状態
・脂肪の付き方によって、「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」の2種類に分類される
・主な原因は、食生活、運動不足、基礎代謝量の違い、遺伝などがある
・肥満は様々な生活習慣病や体の不調を引き起こしやすいことが知られている

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参考文献:

厚生労働省 「肥満ホームページへようこそ」
⇒ http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/himan/

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